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2016/09/23
  • イベント情報

第9回「ひらめき☆ときめきサイエンス」実験教室を開催して

松本大学大学院健康科学研究科 教授 髙木 勝広


8月27日に、「自分の遺伝子型を調べてみよう~2016~」実験教室を開催しました。
松本大学では今年で9回目の開催となりますが、実施責任者を山田一哉教授から引き継いだ最初の実験教室でした。
参加者は高校生6名で、日本学術振興会の方も見学に来られました。

実験は、参加者の唾液からDNAを抽出して、「お酒に強いか、弱いか」「太りやすいかどうか」「短距離型筋肉か長距離型筋肉か」に関わる遺伝子を一つ選んで、自身の遺伝子型をタイピングするという内容です。参加者の多くは初めて実験を行う人ばかりで、最初は緊張しているようでしたが、基本的な実験機器の扱い方の説明を受けた後いよいよ実験開始となりました。見知らぬ液体を入れたり、混ぜたりと表情は真剣そのもの。自身のDNAが糸くずのような形となって溶液に出現したときは目を輝かせながら大いに盛り上がり、また遺伝子型がわかった際には、それぞれが一喜一憂しながら、得られた結果をしっかりと受け止めていたように感じました。
ティーチングアシスタントとして山田ゼミ・高木ゼミの学生たちが参加者の傍らにいたので、実験の相談を受けながら終始和やかな雰囲気で実験を進めていくことができました。

参加者の声の一部を紹介します。
「とてもおもしろいプログラムだったが、自分がお酒に弱いことが科学的に証明されてしまい飲み会などの夢がたたれた・・・。それでも充実した一日でした!」
「実験は非常に興味のある内容でしたのであっという間でした。分からないところは先輩方が丁寧に教えてくれたので分かりやすかったです。」

これからも高校生たちの夢を広げる本プログラムを推し進めて行きたいと思います。
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