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2017/08/22
  • イベント情報

「地域が求める人材育成を目指して」~第1回APフォーラム開催される~

松本大学松商短期大学部    
学部長
AP事業推進責任者 
糸井 重夫


松本大学松商短期大学部では、平成28年度、文部科学省が実施する「大学教育再生加速プログラム(AP)」(高大接続改革推進事業)に採択され、その取組の一環としてAPフォーラムを開催していきます。
去る平成29年7月29日(土)、同校を会場に「第1回APフォーラム」が開催され、全国から大学・企業・高校の関係者が集まり、わが国の大学改革・教育改革について議論しました。

当日は、基調講演として、「近年の高等教育政策と大学教育再生加速プログラム(AP)」をテーマに、文部科学省の大学改革推進室の河本達毅氏が、わが国の大学改革・教育改革の背景やその方向性について講演がなされました。その後、APのテーマⅤの幹事校である日本福祉大学の齋藤真左樹氏から、「卒業時における質保証の取組強化」をテーマに幹事校挨拶があり、事例報告として、山梨学院短期大学の取組を羽畑祐吾氏と遠藤清香氏が、また本学の取組を報告しました。さらに、これらの講演や報告を受けて行われた「パネルディスカッション」では、コーディネーターである日本福祉大学の中村信次氏を中心に活発な議論が展開されました。

これからの高等教育においては、従来の知識を重視した教育を尊重しつつ、学生の技術と能力(コンピテンス)をどのように高めていくのかが重要になっています。そこで、現在、"アクティブ・ラーニング"などを通して個々の学生の能力(コンピテンス)を「ルーブリック」により評価する手法や、労働市場での"就業力"の比較可能性を高めるために、卒業時に「ディプロマ・サプリメント」を発行する取組が注目されています。
第1回目のAPフォーラムでは、地域社会と連携した評価手法の開発や「ディプロマ・サプリメント」の開発と普及について多くの意見が出されました。

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本学のAPフォーラムは、「地域が求める人材育成を目指して」を共通テーマとして次年度以降も実施されます。
本年度の第2回目のAPフォーラムは、平成29年9月12日(火)13時から16時、同校を会場に、「教育手法の改善とその評価(Ⅰ)」をテーマに開催します。近年、知識を問う試験に対して個々の学生の能力を問うパフォーマンス評価が注目されていますが、第2回目のフォーラムでは、京都大学の松下佳代氏が「大学におけるパフォーマンス評価の理論と方法~何のためのルーブリックか~」をテーマに講演され、また、事例報告として比治山大学短期大学部と本学の取組を紹介し、パネルディスカッションを行います。
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