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  4. 「地域が求める人材育成を目指して」 ~第2回APフォーラム「教育手法の改善とその評価(Ⅰ)」開催~

[ 2017.09.19 ]

報告

松本大学松商短期大学部商学科長
AP実施委員会委員長
山添 昌彦


松本大学松商短期大学部では、平成28年度に採択された「文部科学省大学教育再生加速プログラム(AP):高大接続改革推進事業」の取組の一環としてAPフォーラムを開催しています。
去る平成29年9月12日(火)、松本大学を会場に「第2回APフォーラム」が開催され、全国から大学、高校、企業の関係者が集まり、わが国の高等教育における教育手法の改善とその評価について活発な議論が行われました。

当日は京都大学高等教育研究開発推進センターの松下佳代氏(同大学院教育学研究科教授)による講演「大学におけるパフォーマンス評価の理論と方法~何のためのルーブリックか~」に始まり、APの実践事例報告として、比治山短期大学部と松商短期大学部の取組が紹介されました。松下氏の講演では、従来の知識を問う試験に対して、近年注目を浴びてきているパフォーマンス評価について、その意味、その評価基準であるルーブリックの構造についてわかりやすく解説がなされ、最新実践事例の紹介も含めて内容の濃い75分間となりました。また、比治山短期大学部の事例報告では、同大学短期大学部美術科教授であり、APワーキング・グループ座長でもある斉藤克幸氏により同学部で実践されているアクティブ・ラーニングの意義およびその効果、その評価指標モデルの構築と学修成果の可視化についての具体的な取組が紹介されました。さらに本学の事例報告では、本学部長であり、AP事業推進責任者でもある糸井重夫により、本学の教育改革とAP事業の関係、本学がこれまで取り組んできた「メモ力育成」と「出席レポート」、そしてその評価手法として観点別評価(ルーブリック評価)についての紹介がありました。
最後に上記3氏をパネリストとして「教育手法の改善とその評価~アクティブ・ラーニング等の評価にむけて:『パフォーマンス評価』~」についてのパネル・ディスカッションが行われ、講演および事例報告に関する質問に応えながらの活発な議論が展開されました。

これからの高等教育においては、個々の学生が卒業までに修得した知識の評価に加え、身につけた技術と汎用的能力(コンピテンス)についても評価し可視化していくことが求められています。すなわち「大学教育の質保証」です。従来の試験による知識の評価に加えて、今求められているのがアクティブ・ラーニング等における一人ひとりの学生のパフォーマンスの評価手法であり、そしてその評価のために必要な基準であるルーブリックです。この取組は、松下氏の講演でも紹介されたように一部大学においてはすでに実践されていますが、本学も含め多くの大学ではまだ始まったばかり、しかも試行錯誤の最中にあると言えます。
今回のフォーラムがパフォーマンス評価に対する個々の大学の取組の更なる進捗につながれば幸いです。

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本学のフォーラムは「地域が求める人材の育成を目指して」を共通テーマとして今後も実施されます。
本年度第3回のAPフォーラムは、平成30年3月1日(木)13時から16時、本学を会場に、今回のフォーラムの続編となる「教育手法の改善とその評価(Ⅱ)」をテーマに開催します。
大学の教育改革、教育の質保証に関心のある方のご参加をお待ちしております。

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