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[ 2017.10.10 ]

報告

健康科学研究科長
山田 一哉


10/6(金)に、COC+特別講演会「慢性腎臓病(CKD)関連の食事・生活指導」を開催しました。講師には、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター長の守山敏樹教授にお願いしました(>>プロフィール)。健康栄養学科の1・3年生を中心に、学部生、大学院生、卒業生、一般の方ならびに教員も含めて約200名の参加をいただきました。

守山先生は、腎臓内科をご専門とされている先生です。講演では、まず尿の生成に関わる腎臓の生理学について、お話しがありました。腎臓は1日約150~180リットルもの原尿を作りだし、うち1%の1.5リットルを尿として排泄することを話されました。次に、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease; CKD)の病因について話があり、CKD は自覚症状がほとんどないのが特徴で、悪化すると腎不全を引き起こし、最終的には透析を行わなければならなくなるとのことでした。そのために、血液や尿の検査値をもとにCKD の進行状況を常に把握し、発症初期には主に心血管疾患を、後期には腎不全を防ぐことをターゲットとした治療を行っていく方針であることも話されました。そこで、必要になるのが日々の食事管理であり、初期には、高血圧予防のための塩分摂取と体重コントロールが、後期にはたんぱく質やカリウム・リンの制限が重要であると話されました。また、管理栄養士として適切な食事指導にあたることで、フレイルやサルコペニアを予防して寝たきりを減らしていくことができると話されました。そのためには、学生のうちから臨床栄養の専門的知識をしっかり習得しておくことが重要だとのメッセージもいただきました。最後に、医師・看護師・薬剤師など他職種とも協働して、地域でチーム医療の一翼を担う必要があること、そのために「腎臓病療法指導士」という資格も新たに設けられたので、積極的に取得してもらいたいとのことでした。

今回の講演で一人でも多くの学生が自分の目指すべき管理栄養士像の一例として位置づけられたとしたら、企画者として幸甚です。

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