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続"幸せづくりのひと"づくり

著者 中野 和朗
ジャンル エッセー(教育問題)
定価

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本のサイズ 新書版 横103mm×縦171mm
ISBN ISBN-10:4902915073
ISBN-13:978-4-902915-07-5
発行年月 2008年03月
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目次

まえがき

第一章 “幸せづくりのひと”づくり
  1. “幸せづくりのひと”づくり
  2. 幸せの条件
  3. バリアフリーの心
  4. “こころ”が運命を決める
  5. “幸せづくり”の処方箋
  6. 続“幸せづくり”の処方箋 “命の大切さ”を心に刻む
  7. “人間の条件”を育む
  8. 決め手は“こころの良さ”
  9. “負けるが勝ち”のすすめ
  10. “愚痴”のすすめ
  11. “清貧”のすすめ
  12. “卒煙”のすすめ
  13. “心の眼”を育てる
  14. 豊かな感性を育む
  15. “幸せづくりの府”からの“ファイナルアンサー”
  16. たかが笑顔、されど笑顔
  17. 私の学生時代
  18. プラスか、マイナスか、これが問題だ!
  19. たかが挨拶、されど挨拶
  20. チームワークの中で自分を活かす
  21. 人生には“勝ち”も“負け”もない
  22. 生き方の発見

第二章 松本大学の志
  1. 松本大学の“志”
  2. ユニバーサル時代の大学モデルづくり
  3. 松本大学の「オーダーメイド教育」へのチャレンジ
  4. 競争原理の超克
  5. 悪しき報酬主義の超克
  6. 共同・共生の哲学
  7. 「エイジフリー」へのチャレンジ
  8. デモクラシーのプロを育てる
  9. ホスピタリティのプロを育てる
  10. 松本大学を目指す君たちへ
  11. 人間には「食欲」「性欲」のほかに「知欲」がある
    ─「知欲」に根ざした教育のルネッサンスを─
  12. 大学で学ぶ意味/136
  13. 「センター試験」を大学入学資格試験に
    ─不毛な“受験勉強”からの解放の道─
  14. 落語家はなしかと料理人のプロ意識に学ぶ
  15. たくましい野球部づくりの秘密
  16. 松本大学という乗合自動車“幸せづくり号”
  17. “松本大学ブランド”づくり
  18. 松本大学「脱煙宣言」の行方
  19. お祭りをみんなでつくって愉しむ
  20. みんなの力による、みんなのための、みんなのお祭り
  21. “『白磁のひと』のようなひと”を育てる
  22. “こころ”を育てるキャンパスづくり
  23. 「自主・独立」のこころ
  24. “イッヒイッヒイのベー”
  25. 松本大学の初夢
  26. “そば打ちのこころ”は“母ごころ”

第三章 二十一世紀の社会と生き方
  1. 二十一世紀の社会と生き方
  2. 日本人であることの意味
  3. “和風”の国際貢献
  4. “愛国心の涵養”の法令化について―教育基本法改正の問題点―
  5. “自主・独立”のすすめ
  6. “原爆記念日”と“お盆”と“終戦記念日”に想う
  7. 「戦争か平和か?」あなたはドッチ?
  8. 「人間をつづけるのか? 人間をやめるのか?」あなたはドッチ?
  9. 「人間は善なりや? 悪なりや?」
  10. “ハムレット症候群”の超克
  11. 『煙草の害について』
  12. ニコチンからの自己解放のすすめ
  13. 子供は社会を映す“鏡”
  14. 「梓乃森祭」を“むら祭り”としてつくる
  15. “鎮守の社”としての松本大学

あとがき

著者からのコメント

松本大学は、地域の絶大な財政的支援によって創られた、「地域立大学」です。ですから、「幸せな地域づくり大学に貢献すること」を志とし、「"幸せづくりのひと"づくり」を教育目標としたことも極めて自然ななりゆきでした。"幸せづくり大学"をさらに進化させて、地域の毎日の生活になくてならない"地域の生活必需品大学"づくりが、これからの松本大学の夢となります。
 松本大学のこのような志と教育目標と夢の達成のために、教職員が一体となって奮闘するのを、傍でただ旗をふって、"掛け声"を発表してきたに過ぎない私が、学内外のさまざまな広報誌類に発表したつぶやきのような"掛け声"をまとめて、3年前(2004年)に「"幸せづくりのひと"づくり」と銘打って出版しました。そして、その後も懲りずにつぶやきのような、"掛け声"を発し続け、それがいつの間にか一冊にまとめる程度に溜まってしまいました。
 "掛け声"はたとてつぶやきであるにせよ、もう少し気の利いた内容のつもりでしたが、改めて読み返してみると、同じ退屈な旋律が散漫にリフレインされているだけに過ぎないことに気付かされます。しかし、今となっては、"幸せづくり大学"づくりのお仲間に加えていただいて、良い汗を流させていただいた証としての産物でもあります。そして、これを感謝の気持ちをこめたささやかな贈り物としたいという想いに駆られて、「続・"幸せづくりのひと"づくり」として出版することにいたしました。
 未熟な腕に精一杯よりをかけて作った料理をお客様に出して、その反応を待つ板前の微妙な心境です。

私達の身の回りにはこれまで嘗て体験したことがないような悲惨で憂うべき出来事が日常茶飯事のように起きています。日本の社会は瀕死の重病に罹っているとしか云いようがありません。このままでは日本は死んでしまいます。みんなで手遅れにならない内に何とかしなくてはなりません。この現状を改善し、希望の持てる未来社会はいかにして作ることが出来るか?すべては"ひと"次第です。幸せな明日の地域社会づくりに貢献できる"ひとづくり"こそ、緊急不可欠な重大事なのです。それはいまや大学や学校だけでは手に負えなくなっています。夢のある未来社会づくりのために、寄って集って"幸せづくりのひと"づくりが必要です。そのことをみんなで考え、実践するためにこの本を書きました。


著者略歴
氏名(ふりがな) 中野 和朗(なかの かずお)
職名 松本大学・松本大学松商短期大学部 前学長 
信州大学名誉教授
生年月日 1933年
最終学歴 東京都立大学大学院人文科学研究科独文学専攻(修士課程)
学位 文学修士(東京都立大学、1963年3月)
主要担当授業科目 ドイツ語
専門分野 ドイツ文学、比較文学
研究課題 「ドイツ文学における『人間と社会』」の考察

研究業績(主な著書・論文等)

区分 著書・論文名等 発行所・掲載誌(書)等 刊行等年月
単著書 カメラーデンの詩と真実 亀田ブックサービス 2001年2月
共著書 信州の歴史と文化 郷土出版社 1995年10月
共著書 繊維の文化史 高分子刊行会 1993年9月
共著書 ハイネとその時代 朝日出版社 1977年7月
共著書 マルクス全詩集 大月書店 1977年5月
単著論文 ドイツ文学にみられる「死に至る愛」の諸相 信州大学特定研究 1981年3月
単著論文 若きケラーとその時代 日本独文学会誌「ドイツ文学」 1968年5月
単著論文 ゲーテの「ファウスト」のメッセージ 松商学園短期大学「松商短大論叢」 2000年3月
その他多数


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