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2011/09/12

健康栄養学科学生の「食育SATキャラバン隊」が活躍

健康栄養学科の学生たちは、これまでにもSATシステム(ICタグ付のフードモデルとPCを用いて食事診断を行うことができる装置※)を活用した活動を実施してきました。栄養教育(廣田)ゼミの学生が中心となる健康栄養学科の「食育SATキャラバン隊」の活動は、口コミで長野県内の栄養士さんの間に広がりつつあります。



今回は、現在、学校栄養士として阿南町の小学校に勤めている健康栄養学科1期生の卒業生から相談があり、飯田下伊那地区の学校栄養士の先生方が飯田市のスーパーマーケットで開催した学校給食フェアに出かけてきました。



この学校給食フェアは9月4日(日曜日)に飯田市のスーパーマーケット「アピタ」で開催されました。台風の影響で激しい雨が降る日でしたが、開店まもない時間帯から多くのお客様が訪れ、たいへん盛況でした。訪れた方々は、リアルなフードモデルと即座に算出される栄養価表示にびっくり。家族や仲間と楽しそうに取組んでくださいました。学校栄養士の先生方も興味津々で、「いつもの食事じゃつまらないから、宴会の日の食事を見てみようかしら?」とフードモデルを選び栄養価を確認していました。「食育SATキャラバン隊」の活動に何回か参加している4年生と、今年の実習で数回使用した経験があるだけの3年生が協力して対応しました。その対応ぶりには、日頃の学習やこれまでの課外活動の成果が現れていたように思います。



参加した学生は、学校栄養士の先生方が担当されているコーナーを見学し、その経験に基づいた工夫やお客様との対応から、直に学んだことも多かったことでしょう。今後に活かしていって欲しいと思います。



午後3時に終わりとさせていただきましたが、学校栄養士の先生方から「ご苦労様でした。おかげさまで例年よりずっとたくさんの方が来てくださって、とてもよかったです。」とおっしゃっていただきました。大学教育GP「食の課題解決に向けた質の高い学士の育成」の推進にあたって購入したSATシステムですが、今回のような学生たちの活動が県民の皆さんの健康づくりにつながることを願って、今後も「食育SATキャラバン隊」の活動を進めていきたいと考えています。


本稿は、健康栄養学科 廣田直子教授より寄稿いただきました。



SATシステムについて

キャンパス見学会の体験講座にて詳細を説明しています。こちらも併せてご覧ください。




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