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2010/09/15
  • アウトキャンパス・スタディ事例

廣瀬ゼミ旅行報告 気づくことから始めよう!-私たちの生活に身近なユニバーサルデザイン-

パートナーロボットによるトランペット演奏

「グッズbar」体験

車いすのまま乗車できます

iUnit(アイユニット)に搭乗!

恒例となった夏休み中の廣瀨ゼミナールの研修旅行。今年は9月9日~10日、東京都江東区にある『トヨタ ユニバーサルデザインショウケース』に行ってきました。

 廣瀬ゼミでは、ユニバーサルデザイン(Universal Design 以下「UD」とする)を学んでいます。3月にはUDを取り入れたスプーンを制作している企業((株)青芳製作所:新潟県燕市)の見学や食品包装のUD化に取り組んでいる企業((株)きむら食品:新潟県燕市)の講演を聞くなど、身近な商品にUDが取り入れられていることや「だれもが使いやすい」ものづくりは、これからの高齢社会を視野に入れた取り組みだということを知りました。今回の研修では、既に商品化されているものに触れたり、企業が実際にどのような視点でUDを取り入れたりしているか体験し、今後の活動に応用的に取り組めるようにする事を目指しました。

 まず私たちを出迎えてくれたのが、「トヨタパートナーロボット」によるトランペット演奏でした。暮らしをサポートするためのロボットとして「やさしいフォルム」や人と同じような機能により生活に溶け込むことを目指しています。福祉や介護の現場での活躍も期待されます。「グッズbar」では、手にとって確かめられる商品が置かれていました。ゼミナールの授業中に取り扱った洋食器をはじめ、安全に使えるコルクでできた「積み木」、どのような持ち方をしても書きやすい「ボールペン」などがありました。

 またトヨタの取り組む1人乗り未来コンセプトビークル「iUnit(アイユニット)」が展示されていました。これは、未来のパーソナルモビリティとして期待されるものです。ディズニー映画「WALL・E」を見たことのある人は、宇宙船の中で住民が乗っていた一人乗りの乗り物を思い出して下さい。そんな未来を予測される乗り物でした。

 たくさんのUD商品に触れることで、使う人の視点からの、使いやすさや使いにくさに気づくことができるようになったと思います。
 次の日は、ディズニーシーで楽しく過ごしました。テーマパークにも沢山のUDや障がい者や高齢者も楽しむことができる工夫がされていました。気づくことができたかな?
 本文は、松商短期大学部で廣瀬豊准教授から寄稿していただきました。
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