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2010/11/12
  • アウトキャンパス・スタディ事例

飯塚ゼミ(企業経営)のアウトキャンパス・スタディ東洋計器株式会社を視察

10月27日、松商短期大学部の専門ゼミ(飯塚徹准教授)において、東洋計器株式会社(松本市)を視察するアウトキャンパス・スタディを実施しました。
 飯塚ゼミでは、現代社会にはどんな企業が存在し、どのように経営しているか、業界の特徴、事業展開の成功のポイント等を学習しています。
 東洋計器株式会社は、生活に不可欠である水道・ガスを正確に計る「計器」を、東洋一の規模で製造する長野県を代表する機器製造企業です。本学から自動車で約20分、北アルプスを望む松本臨空工業団地内の約39千平方メートルの敷地で、毎月10万個もの水道・ガスメータを製造し、国内に出荷しています。業界において高いシェアを占めています。
 当日は、総務課の藤井課長様に「会社の概要・強み」さらに就職活動に結び付く「求める人材」を説明していただきました。ガスは10年、水道は8年と定期的な更新が必要となるメータ業界は不況に強いこと、マイコンメーター等の「付加価値」が差別化の主要素になることを説明していただきました。また、当社は本学の卒業生が多く活躍する、女性が働きやすい環境であり、チャレンジすることの重要性もお話いただきました。
 次に、本学OGであるガイドと製造担当者の説明による工場見学を行いました。広い工場内にて、製造の過程や検査の様子を見ながら、詳しい説明をしていただきました。ゼミ学生は、携帯メモ帳『EYE』(Edit Your Everyday)でメモを録りながら、高い技術力、製造ラインの効率性、生産管理のチェック体制等を、実践的に深く学ぶことができました。ゼミ生の感想は、「製造過程が良くわかった」「講義で学んだ生産管理(QCD)が実感できた」等というものでした。また、OGを初め、活き活きと働く女性社員を見て、「就職」「仕事」等についても実感することができたようでした。
 本報告以外にも、OGの説明による「はかり資料館」見学、OGの実践による「ガス利用促進活動」見学も行い、充実したアウトキャンパス・スタディになりました。
 本文は、松商短期大学部 飯塚徹准教授から寄稿していただきました。
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