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教職課程コアカリキュラムに対応した
教育心理学

著者 守 一雄
ジャンル 教育
定価

1,200円+(消費税別)

本のサイズ A5版、並製本、本文176頁
発行年月 2019年03月新刊
  • 書籍データ
  • 目次
  • 概要・あらすじ

目次

はじめに

第1章 教育の科学的研究(EP1)
1.1 教育心理学の定義
1.2 宗教・哲学・科学
   宗 教
   哲学と科学
1.3 科学として出発した心理学
   心を実験で研究する
   心の代わりに行動を研究する
1.4 科学としての心理学から生まれた教育心理学
1.5 教育心理学への期待と失望、そして再評価
コラムこの章で取り扱えなかった「教育心理学」の重要項目

第2章 発達と教育(EP1)(EP2) 2.1 遺伝か環境か/00
2.1 遺伝か環境か
2.2 発達における成熟と学習
2.3 教育における成熟と学習
2.4 結論の出せない問題
2.5 行動遺伝学の研究成果:すべての特質に遺伝の影響がある
2.6 遺伝も環境も:そして教育の意味
コラムこの章で取り扱えなかった「発達と教育」の重要項目

第3章 動物の学習・人間の学習・機械の学習(EP1)
3.1 動物の学習:本能に対立するものとしての学習
   パブロフの条件づけ
   スキナーのオペラント条件づけ
   条件づけ理論の限界と有効な活用領域
3.2 人間の学習:言葉を使うというヒトの特徴と学習
   ブルーナーの発見学習
   オーズベルの有意味受容学習
3.3 機械の学習:コンピュータの発展とその学習原理
   エキスパートシステム:ルールを教え込む学習
   ディープラーニング:機械が自ら学ぶ学習
   人間の学習と機械の学習の類似
コラムこの章で取り扱えなかった「学習」の重要項目

第4章 言語・記憶・思考(EP1)
4.1 認知心理学の誕生
4.2 言語はいかに学習されるか
   言語研究から得られる教育への示唆
4.3 記憶の性質と機能
   エビングハウスの忘却曲線
   記憶の貯蔵庫モデル
   記憶の意味ネットワークモデル
   短期記憶から作業記憶へ
   潜在記憶とメタ記憶
   エピソード記憶と自己同一性
   記憶研究から得られる教育への示唆
4.4 思考とは何か
   実践の知による思考のための手法
   考えるとは計算することである
   カーネマンのシステム1とシステム2
   考えさせるためには書かせる
コラムこの章で取り扱えなかった「言語・記憶・思考」の重要項目

第5章 知能と教育(EP1)(EP2)
5.1 知能テストの開発
5.2 頭の良さは一元的か多元的か
5.3 知能は一生変わらないのか
5.4 生まれか育ちか:再び
コラムこの章で取り扱えなかった「知能と教育」の重要項目

第6章 自己効力感と教育(EP1)(EP2)(EP3)
6.1 主体的な学びとは:自己調整学習
6.2 良い成績と悪い成績の原因帰属
6.3 自己調整学習を引き出す隠れた力:自己効力感
6.4 自己効力感を高めるために教師ができること
6.5 成功経験、自己効力感、自己調整学習、成績向上の望ましいサイクルの実現
コラムこの章で取り扱えなかった「自己効力感」の重要項目

第7章 動機づけの心理学(EP1)(EP3)
7.1 動因と誘因、そして第3の要因
7.2 欲求の階層構造
7.3 内発的な動機
7.4 知的好奇心
7.5 学習者の主体性か、教員側の働きかけか
コラムこの章で取り扱えなかった「動機づけ」の重要項目

第8章 教育における評価(EP1)(EP2)
8.1 測定・評価・アセスメント:教育評価の歴史
   教育測定
   教育評価
8.2 ブルームの教育目標のタキソノミーと絶対評価
   タキソノミー
   絶対評価と完全習得学習
   教育目標の分類の難しさ
8.3 妥協の産物としての相対評価とその完成形:偏差値
   相対評価
   偏差値
   5段階評価
   妥協の産物としての相対評価
8.4 妥協の産物としてのいろいろな絶対評価:ルーブリック評価
   診断的評価・形成的評価・総括的評価
   ルーブリック評価
8.5 絶対評価のモデル:「学力ストップウォッチ」とTOEFL
   TOEFL
   項目反応理論
コラムこの章で取り扱えなかった「教育評価」の重要項目

第9章 社会性と道徳(EP1)(EP2)
9.1 科学的視点の欠けた道徳教育と道徳の教科化
9.2 道徳への科学的アプローチ:ドーキンスの利己的遺伝子理論
9.3 道徳への科学的アプローチ:進化心理学の誕生
9.4 道徳への科学的アプローチ:進化倫理学、実験倫理学など
9.5 道徳への科学的アプローチ:ゲーム理論
9.6 ゲーム理論を用いた道徳教育:情けは人のためならず
コラムこの章で取り扱えなかった「社会性」や「道徳」の重要項目

第10章 教育心理学の使命と課題
10.1 「漢方薬」と「西洋医学」:教育政策・教育行政の2つの立場
10.2 証拠に基づく教育:科学的な研究成果を取り入れた教育
10.3 行動遺伝学:遺伝の影響をどう考えるか
10.4 認知科学:人間の学習を誰が研究しているか
10.5 学力ストップウォッチの開発
10.6 主体的学びと学校教育

付章1 大学でのレポートの書き方
レポートの書き方①「事実・意見・感想」
1.客観的事実と主観的見解の区別をすること
2.意見(主張)と感想の違いを知ること
3.この授業のレポートでは意見を述べること
4.他人の意見と自分の意見の区別

レポートの書き方②「パラグラフ・ライティング」
1.パラグラフ(段落)とは……
2.キーセンテンスは文頭に……
3.文章の構造
4.パラグラフ・ライティングによるレポートの書き方
5.パソコンによる文章作成
6.三論点意見文章法による実習

付章2 意見文を書くための「三論点意見文章法」
テンプレートを使った実習:「三論点意見文章法」
課題の目的/実習課題/練習課題/モデル文章/練習課題用記入用紙

付章3 教育心理学のための統計用語(EP2)
1.誤差・正規分布
2.平均・標準偏差・偏差値
3.相関・回帰
4.統計的検定・信頼区間・有意水準
5.標本抽出・ランダム化
6.第1種の誤り・第2種の誤り

あとがき
索 引

概要・あらすじ

学校教員を目指す学生の「主体的学び」のために 学校の先生方に
教育心理学の誤解を解いてもらうために
一般の読者に教育心理学はこんなに面白いと知ってもらうために

「主体的に学ぶこと」の楽しさがわかる
「読んで面白い」教育心理学の教科書

文部科学省が平成29年(2017)に公開した教職課程コアカリキュラムの内容を含む、教育心理学の標準的教科書。
教育心理学の授業で取り扱うべき「幼児、児童及び生徒の学習に関する基礎的知識を身に付け、発達を踏まえた学習支援について基礎的な考え方を理解する」という目標に含まれる3つのコアカリキュラム項目に、明確に対応しています。

構成は、学ぶ主体と教える側とを対比しながら、それぞれの章ごとにいくつかの限られたトピックについて説明し、さらに、章末に重要な事柄をリストアップして掲載。これにより、それぞれの事柄がどんな位置付けになるのかを考えながら調べ、理解を深めるという、主体的に学ぶ楽しさが実感できる教科書です。

※コアカリキュラム(Core Curriculum)というのは、教育課程(curriculum)の中核(core)部分のこと