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刊行情報
チェーホフの肖像

チェーホフの肖像

－医師として、患者として、作家として－

著者	仲間秀典
ジャンル	文学
定価	2,000円＋(消費税別)
本のサイズ	Ａ5版　128ページ
ISBN	ISBN-10:4902915030 ISBN-13:978-4-902915-03-7
発行年月	2005年11月

第１章　医師チェーホフが生まれるまで 2

家系 2
幼年時代 3
中学・大学時代 5
医師チェーホフの誕生 8

第２章　二足の草鞋 15

初めての喀血 15
順調な開業医生活 16
医学と文学と 17
忍び寄る結核の影 20
故郷タガンローグへの旅 21

第３章　兄の死とサハリンへの旅 28

兄ニコライの死 28
死を巡る表現の変貌 30
サハリン旅行 36

第４章　メリホヴォ 44

初めてのヨーロッパ旅行 44
農民救済活動 45
メリホヴォに移住 47
叔父ミトロンの他界 52

第５章　結核の診断から転地療法へ 59

『かもめ』の初演 59
社会への貢献 62
大喀血と結核の診断 64
ニースでの転地療法 72

第６章　父との別れ 74

ドレフュス事件への関心 74
父の死 76
ゴーリキーとの友情 78

第７章　結婚 82

オリガとの出会い 82
チェーホフの医師像 83
病への不安 85
オリガと結婚 89
トルストイとの語らい 93
オリガの流産 95

第８章　『桜の園』 97

労働者への眼差し 97
チーホノフとの会話 99
結核の増悪 100
『桜の園』の成功 104

第９章　私は死ぬ 113

死への序章 113
イッヒ　シュテルべ 116
葬列 119
チェーホフの肖像― 医師として、患者として、作家として 121

主要参考文献 123

作家としてのチェーホフについては、すでに先人たちによる優れた著作が多数刊行されております。
しかし、医師としてのチェーホフ、結核患者としてのチェーホフに光を当てた著書はそれほど多くないように感じられます。このような医師や患者としてのチェーホフという視点を織り交ぜながら、今回「チェーホフの肖像」を書き著しました。「チェーホフの文学には、病んだ人びとを診つつ、みずからも病に苦しんだ彼の体験が色濃く投影されている」というのが書き終えた現在の実感でしょうか。ご一読いただければ幸いです。

著者略歴

氏名（ふりがな）	仲間秀典（なかま　ひでのり）
職名	松本大学総合経営学部教授
最終学歴	信州大学医学部
学位	医学博士（信州大学、1993年11月）
主要担当授業科目	健康福祉学論
専門分野	公衆衛生学
研究課題	がん予防対策とその評価／健康福祉政策

研究業績（主な著書・論文等）

著書・論文名等	発行所・掲載誌(書)等	刊行等年月
医学大事典	医学書院	2003年3月
健康の政策科学	医学書院	1997年6月
Accuracy of immunological fecal occult blood testing for colorectal cancer screening	Prev Med	1994年
Immunochemical fecal occult blood test is not suitable for diagnosis of hemorrhoids	Am J Med	1997年
Family history of colorectal adenomatous polyps as a risk factor for colorectal	Eur J Cancer	2000年
Evaluation of the optimum cut-off point in immunochemical occult blood testing in screening for colorectal cance	Eur J Cancer	2001年

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