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自然体験活動推進協議会が認定する 〈自然体験活動リーダー〉に学生21名を登録

観光ホスピタリティ学科では、2007年度より体験型観光の指導者およびコーディネーターを養成する講座を開催して参りましたが、このたび、修了生39名のうち21名の学生(2年生)を、全国組織である「自然体験活動推進協議会(通称:CONE)」の認定する自然体験活動指導者に登録することになりました。

 この制度は、2000年に子どもたちの自然体験の社会のニーズを受け、文部科学省はじめ関連6省庁の支援で、自然体験に関わる全国の組織が席を一にし、指導者の共通カリキュラムを策定することからスタートしました。現在は、その制度で認可された「養成団体」の指導者を、全国法人組織が認定登録しています。

 松本大学は高等教育機関では珍しく「養成団体」の認可を取得しました。開講されている科目「自然体験活動論」で指導者の資格を取得することができます。講座は現場での実践的な理論と実習をバランスよく配置し、CONEトレーナー2種資格を持つ専任教員が主となり指導します。本学の講座は、県内養成団体の複数の認定トレーナーと共同でつくりあげる基礎講座で、今後はこうした地域のプロの実践者と共に、最新の指導者に必要な知識と技術を盛り込んだ講座を展開する予定です。

 尚、認定された指導者は全国協議会によりインターネット上で公開されるなど、県内の人材データが蓄積されることにより、新たな展開が期待できます。将来的に省庁では農村での子ども体験を義務教育のカリキュラムに入れる計画等、自然体験活動へのニーズがあり、都市と農山村の交流・対流や観光振興を含めた動きの中で、学校教育、農家民宿、キャンプ、エコツアー、などの様々な現場で、指導の質を上げるための研修の場が求められていくと考えられます。
 本文は、観光ホスピタリティ学科 中澤朋代専任講師から寄せていただきました。
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