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2009/08/02

総合経営学科 兼村ゼミ 第一線で活躍するサポーター教員から 「物流企業の使命と役割」について学ぶ

地域産業・企業への訪問を通じて、その仕組みや経営の特徴について学ぶ総合経営学科・兼村ゼミでは7月21日に株式会社エプソンロジスティクス・国際物流部主事の高村幸典氏を本学にお招きし、「地域における物流企業の使命と役割」というテーマでお話いただきました。 同社はセイコーエプソン株式会社の100%子会社として、その物流を中心に手掛ける企業です。また、荷主企業でも受け取り企業でもない「サードパーティロジスティクス」として、実際に物を運ぶのはトラック会社等に委託しながら、自社では物流経費の削減や効率化を顧客に提案するという役割を果たしています。

お話のなかでは具体的な例を挙げながら物流企業の仕事内容とその役割について解説をいただきました。そのため大変、学生にとってもわかりやすく、またゼミならではの少人数を活かし、学生から質問をするなど高村氏と活発にやりとりすることができました。その学生の大半はこれまで、物流企業の仕事は「物を運ぶこと」と考えていたようですが、今やまとめて運ぶという効率(コスト)を追求しながら、一方でお客の「欲しい時」に「欲しい物」を「欲しい量」だけ「欲しい順番」で届ける「仕組みを考えること」が仕事の中心になっていることが理解できたようでした。

 こうしたことは実際に企業の方からお話をいただくことで知り、また学生の理解を一層深めることができます。その意味で業務ご多忙のなか、わざわざ本学まで足をお運びいただいたエプソンロジスティクス・高村様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 本文は、総合経営学部総合経営学科の兼村智也准教授から寄せていただきました。
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