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「運動処方の実際 -ACSM運動処方の指針第8版より-」スポーツ健康学科・健康栄養学科「スポーツ栄養」(呉泰雄講師担当)特別講義

2月1日(火曜日)、人間健康学部スポーツ健康学科1年生と健康栄養学科3・4年生を対象とした私の講座である「スポーツ栄養学」の講義に、立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科准教授の真田樹義*先生を招き、ACSM運動処方の指針第8版よる運動処方の実際について講演してくださった。真田先生と私は独立行政法人国立健康・栄養研究所でお世話になった先生である。真田先生は常に実験・研究を最先端で行いながら大学教育や健康づくり現場でも精力的にお仕事をされる先生である。今回スポーツ健康学科と健康栄養学科の学生の両学科の学生を対象にした理由はまず、スポーツ健康学科の学生らにはまだ1年生ですので科学的な運動処方というのを教えたかったのと健康栄養学科の学生には栄養処方だけでなく運動処方も分かってほしかったからである。先生の講演はとても面白くて私自身が一番勉強になった気がします。先生の講演はまずアメリカスポーツ医学会 (ACSM)の紹介から始まった。毎年ACSMに行かれる先生はそこで新しい知識を学ぶそうです。私も昔はよく行きましたが、松本に来ては一回も行っていません。反省しないとな...。その次に安全で効果的な運動プログラムを作成するための内容だった。とても分かりやすく勉強になった。しかもメディカルチェックからの情報からどのように運動処方すればいいのかを実際の例をあげながらご説明されたのでとても分かりやすかった。私が一番驚いたのはストレッチングのお話でした。今スポーツ現場ではストレッチングを行う理由はたくさんあるが、けがの防止のために行う部分もある。しかし、けがの防止のためのストレッチングはあまり意味がないかもしれないということだった。また、1つの筋群につき4回以上行わないと意味がないことも驚いた。やはり、スポーツ科学は一生の勉強だと感じた。最後に先生はメタボを減らせる指導者が成功すると強調した。人間健康学部の学生らは運動と栄養の両方の勉強をしっかりやってメタボを減らせる指導者になってほしい。ご多忙の中、人間健康学部の学生のためにお越しいただいた真田先生に感謝を申し上げます。
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 本文はスポーツ健康学科の呉泰雄専任講師が執筆しました。

*真田 樹義(さなだ きよし)氏
今現在立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科 准教授
学  歴:東京都立大学博士課程修了 博士(理学)
主な職歴:(株)ダイヤモンドアスレティックス、「スパ白金」フロントマネージャー、早稲田大学 生命医療工学研究所 講師、早稲田大学 生命医療工学研究所 准教授、立命館大学理工学部 准教授
資  格:ACSMヘルスフィットネスインストラクター、ヘルスケアトレーナー、健康運動指導士
著  書:「病気予防百科」、「筋の科学事典」、「エビデンスと実践事例から学ぶ運動指導」(分担執筆)等多数
学術論文:Kiyoshi Sanada et al European Journal of Clinical Nutrition, 2008等多数
補足事項:1988-2005年 フィットネスクラブ「スパ白金」に勤務2009年4月より現職、独)国立健康・栄養研究所 客員研究員、早稲田大学生命医療工学研究所 客員研究員、NPO法人健康早稲田の杜 理事

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