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2011/03/25

この国の未来は君たちに託されている総勢560名に卒業証書・学位記授与

卒業証書・学位記を授与される

堂々と答辞を述べた降幡君

教員にお礼の挨拶をする

23日(水曜日)、人間健康学部の第1期生を新たに迎え、本学の「卒業証書・学位記授与式」が挙行された。午前12時を過ぎると、卒業袴に身をまとった女子学生や新調したスーツを着込んだ男子学生たちが、時折吹く冷たい風に髪をとられないよう気をつけながら登校し、ウッドデッキ広場では、友人と一緒に写真に収まる光景が所々で見られた。今年は、健康栄養学科に女子学生が多いため、例年より一段と華やかな雰囲気に包まれた。

 卒業生は、総合経営学部172名、人間健康学部152名、松商短期大学部236名、計560名。この人数は、松本大学にとって過去最大となり、会場の第一体育館は来賓、保護者を含め、2階の観覧席まで一杯に埋め尽くされた。4年間の思い出を綴った映像が上映され、友人たちの姿が映し出されると、会場の所々から歓声が沸きあがった。
 式に先立ち、2月28日に急逝された菴谷利夫前学長、そして3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、全員で黙とうを捧げた。また、未曾有の震災であり多くの方が被災された苦難を少しでも分かち合おうと、今年は卒業記念パーティーを自粛することになった。
 授与式が始まり、卒業生が発表されると、各学科の総代が登壇し、住吉廣行学長代行より卒業証書・学位記を授与された。住吉学長代行は、告辞で「松本大学は地域貢献をミッションとして掲げ、教職員一同で工夫を凝らした教育に力を入れている。それが功を奏したかどうかは、卒業生の皆さんが、今後どれだけ活躍するかどうかによって社会から評価される」と述べ、勇気を出して一歩前に足を踏み出してほしいとエールを送った。
 次に、本学独自の奨学金基金制度に該当した学生に、藤原一二理事長より記念品が授与された。国家資格等の合格や優秀な成績を残した学生に贈られる「上野賞」には短大生1名。取得単位数が多くかつ成績優秀な学生に贈られる「赤羽賞」には学部生2名、短大部1名に授与された。
 答辞は、人間健康学部の初代学友会長を務め、活発な学生交流に貢献したスポーツ健康学科の降幡昌孝君が選ばれた。降幡君は、卒業証書・学位記授与式を厳粛に挙行してくれたことに感謝を述べ、「私は卒業論文を途中で投げ出しそうになったが、ゼミの先生が辛抱強く見守ってくれ、まとめることができた。諦めず頑張ることで人間は成長すると実感した。また一緒に頑張ってくれた仲間にも感謝をしている」と語り、大学で学んだことを生かし、今の自分たちに何ができるかを常に心に留め、地域そして社会に貢献できるよう努力したいと力強く誓い結んだ。

 式典が終了すると寒い中ではあったが、後輩の学生たちが卒業生を待ち構えており、花束や寄せ書きを贈る姿が見られた。卒業生たちも感激した様子で、笑顔で受け取っていた。  
 初めての卒業生を輩出する健康栄養学科では、学生全員が教室に会し、村松宰学科長から卒業証書・学位記が一人ひとりに渡された。送り出す教員にとっても感慨深いものがあるのだろう。卒業生に内緒でティーパーティーが用意されており、名残惜しむように、いつまでも卒業生たちを祝っていた。卒業生たちのそれぞれ進路は異なるが、松本大学で共に学び友情を育んできた。同じ時間を刻んだ思い出は、その友情とともに永遠に心に残ることだろう。

今、日本はかつてない深い悲しみと語りつくせぬほどの傷を負っている。しかし、それでも上を見て、立ち上がらなければならない。授与式で上映された映像のエンディングにあった"この国の未来は、君たちに託されている―"という言葉が心の奥に沁みた、歴史に残る卒業証書・学位記授与式となった。
 卒業生の未来が輝かしいものであるよう切に願ってやまない。
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