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2011/11/07
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公開講演会開催報告「機能性食品・健康食品とのつきあい方」

10月29日(土曜日)、本学において、健康栄養学科の教育GP「食の課題解決に向けた質の高い学士の育成」事業の一環として、公開講演会「食生活における機能性食品・健康食品とのつきあい方―将来の食の専門家として理解すべき事項―」が開催されました。長野県栄養士会研究教育栄養士協議会の後援をいただき、栄養士会員ほか学外者30名程と本学健康栄養学科1~4年生、合わせて250名程が熱心に聴講しました。

講師の独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター長の梅垣敬三先生は、食品成分の安全性・有効性に関する研究を進める一方で、健康食品の安全性・有効性に関する情報提供を進めていらっしゃる先生です。

皆さんは、普段の食生活で栄養補助食品・サプリメントや健康食品などを利用していますか?利用されている方は、その効果や安全性について考えてみたことはあるでしょうか?

健康食品の効能に関するCM等はとても魅力的ですが、先生は「健康食品を買う前に『本当に必要かどうか』を考えてみましょう」「食品は薬とは違います。薬のように効いたら問題だし、たくさんとればよいというものでもありません。薬と併用することで薬の効果が弱まったり、副作用が強まったりすることもあります」など、事例も含めながら、わかりやすく、そして、力をこめてお話してくださいました。栄養機能食品や特定保健用食品という国が認可している保健機能食品についても説明してくださいましたが、専門職である栄養士・管理栄養士はそれらの特徴を知った上で、バランスのよい食事が何にも増して重要であることを一般の方々に伝えてほしいと話を結ばれました。

一般の方の受講後のアンケートには、「わかりやすいお話だった」「とても参考になる話が聴けた」「家族でいっしょに聴けばよかった」などの感想が記されていました。

学生たちが、この講演から学んだことを地域の方々の健康地域づくりの推進に活かしてくれることを願っています。

本稿は、健康栄養学科 廣田直子学科長より寄稿いただきました。

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