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2013/03/19
  • イベント情報

総合経営学部卒業研究発表会

12月21日、今年度の卒業研究発表会が行われました。会場となった514・515教室とも4年生を中心に後輩の2・3年生が集まりました。特に、3年生は次年度に研究発表を行う立場になるため多数の参加となりました。開始時間前から室内は熱気に包まれ、発表する学生たちの緊張は高まり、その緊張を紛らわすかのように直前まで発表内容に目を通し集中する学生の姿もありました。当日の研究テーマは別表にある通りです。
 総合経営学科では「経営」「経済・金融」「情報」を中心とする6件の発表が行われました。サブプライム問題に端を発する世界金融の問題、女子学生の結婚・育児とワークライフバランスに対する意識調査を通して女子学生の望む働き方の課題分析、資格取得が就職に与える影響に関する調査、クロネコメール便における地図の電子化の効果と問題点、Kinect2Scratchを使ったプログラム作品など多彩な研究発表が行われました。いずれも発表後には参加者から意見や質問が活発に出され白熱した意見交換が行われ、学生たちの関心の高さがうかがわれる発表会でした。
 また、観光ホスピタリティ学科では「観光」「福祉」「地域」という学科の学びの要素が集約された6件の発表が行われました。研究発表は、妻籠塾が人々を魅了するのかを考察し、その保存活動を提案した研究、「地域と若者が育つ」という共通テーマから、野菜の引き売り行商を通じて地域のニーズと今後の課題、まちづくりに携わった事例、山賊焼きプロジェクトを通じた考察、また、「バリアフリー調査」という共通テーマから、松本城と他の城郭等との比較を行った研究、市内の歩道やホテルを調査し、バリアフリー旅行の現状を報告したものなどが発表されました。学生たちが実際に体験したことや社会の動きに呼応した研究内容であり、次年度以降の卒業研究を考えている学生たちは大変興味深く聴き入っていました。
 入学当時の学生たちと、堂々と発表する学生たちの姿に4年間の研鑽の成果がうかがえました。苦労しなら研究をまとめ、発表を行ったことを学生時代の良き思い出と自らの自信として社会に巣立ってほしいと強く願う発表会でした。


本稿は、松本大学総合経営学部総合経営学科 葛西 和廣教授より寄稿いただきました。

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