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2014/01/22
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第47回全日本学生ボブスレー選手権大会優勝!仙台大学の17連覇を阻止

人間健康学部スポーツ健康学科 准教授 岩間 英明

1月10・11日、全日本学生ボブスレー選手権大会が、長野オリンピック会場でもある長野市ボブスレー・リュージュパーク(スパイラル)で開催され、松本大学からは壽里吉紘君と今井伸哉君(いずれもスポーツ健康学科4年)が、ボブスレー男子二人乗りに参加しました。

ボブスレーは氷の滑走路を新幹線のような流線型のそりで滑走し、2本の合計タイムを競う競技です。
滑走中の最高速度は、時速120kmを超え、まさに"氷上のF1"とも称されるスピード感溢れる競技となります。
今大会の二人の記録は2本の合計タイムが1分53秒13、最高時速123.3kmで、2位のチームの1分58秒79、117.3kmを大きく引き離しました。その差は実に5秒66で、距離換算すると150m近い差になるほどの圧倒的な勝利です。

東京都出身の壽里君は高校時代ウェイトリフティング、地元長野市出身の今井君は柔道と全く違う競技をしてきましたが、松本大学に進みボブスレー競技に出会いました。試合に参戦するようになってまだ2年と競技歴は長くはありませんが、昨シーズンには全日本選手権大会、JOCジュニアオリンピックでいずれも第2位と好結果を残してきました。
そして4年生である二人にとって最後の学生選手権、オリンピック選手も輩出し、これまで圧倒的な実力で学生ボブスレー界に長年に君臨してきた仙台大学の17連覇を阻止して、悲願の全国大会初優勝を遂げたのです。
二人には昨年度の全国大会で、優勝した仙台大学と1本目終了時点でわずかのタイム差に付けながら、2本目に転倒を気にして安全な滑走をしてしまい結局は大きく引き離されて負けるという苦い経験がありました。その時から二人は『打倒!仙台大学』を合い言葉に練習に励み、今回は優勝候補というプレッシャーの中で攻めの滑りを心がけ栄冠を手にしたのです。二人はこれから日本一を目指していくと言っています。その視線の先にはオリンピックという最高の舞台が待っています。

長野県という地の利を生かし、ウィンタースポーツ種目が盛んな松本大学で、スノーボード、女子ジャンプ、モーグルに続いて、また一つ新たな種目の栄光の歴史が刻まれた瞬間でもありました。
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