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2014/09/01
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松本市総合防災訓練開催-明日の地域防災を担うために-

防災の日である9月1日、松本大学を会場に600名以上の規模で総合防災訓練が行われました。
震度8以上の地震の発生という想定で、救命救助や消火、消防、避難所設営、炊き出し、水道などライフラインの復旧、ペット避難など、15種類以上の訓練が25団体の行政、医療、企業、NPOなどが参加して行われ、その模様がテレビ松本を通じて生中継されました。

松本大学からは50名の学生ボランティア含む70名が炊き出し、ボランティアセンター、要援護者役を担いました。
炊き出しを担当した成澤里穂さん(健康栄養学科3年)は、「約1時間に400個のおにぎりを作りました。ごはんやふりかけの分量を均等にする工夫や、声を掛け合いながらスムーズに作業を行うことができました」と手応えを語りました。
指導をした日赤奉仕団からは、おにぎり完成までの所要時間が前年比で半減したとの評価を受けました。
6号館屋上からヘリで救出された佐藤史穂さん(スポーツ健康学科3年)は、「吊り上げている間は下を見ないようになど安全面のアドバイスのおかげで上空のヘリの揺れも気にならず、初めての救助訓練を体験できて有意義でした」と感想を寄せています。

松本大学の学生ボランティアを労った住吉廣行学長は、「本日は地域や消防、警察、自衛隊など諸機関の役割を実行するという側面もあった。実際の災害時にどれだけ、学生も自分を守るだけでなく地域の自主防災の一員として動けるかを大学としても教育や訓練を積み重ねて支援していきたい」とまとめました。

松本大学は地(知)の拠点(COC)事業に採択された事をうけて、今回の総合防災訓練の教訓を生かして学内自主防災組織の強化や防災教育をすすめます。

なお、松本大学放送部が4台のテレビカメラを駆使して記録・編集して、防災教育などへの活用を予定しています。

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