主権者教育によって児童の女性観はどう変化するか:潜在意識測定による地域ごとの検証

概要

主権者として求められる力は、これからの社会において重要な資質・能力です。しかし、OECD及びG7において女性議員割合が最下位レベルの我が国では、小学校の段階から主権者教育においてこの事実と向き合っているのでしょうか?さらに、地域により、児童の認識の差は存在するのでしょうか?
本研究では主権者教育に取り組み始める小学校において、授業実践を通し児童の潜在意識を測定します。従来、学習における児童の認識は、授業中や授業後の言語活動場面において表出された言葉より質的に判断してきました。しかし、本研究では、潜在意識を探ることができる新しいテストを用いて判断を行います。そのテストにより児童の認識を数値化し、主権者教育による児童の女性観の変化を量的に測定し、地域ごとに検証することを目的としている研究です。