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2009/12/24
  • アウトキャンパス・スタディ事例

松商短期大学部 飯塚ゼミ(企業経営)で(株)マスターマインドを視察

あらゆる素材に印刷可能な技術

製造現場の説明をEYEにメモ

12月16日(水曜日)、松商短期大学部の専門ゼミ(飯塚徹准教授)において、株式会社マスターマインド様(塩尻市)を視察するアウトキャンパス・スタディを実施しました。
 飯塚ゼミでは、現代社会にはどんな企業が存在し、どのように経営しているか、業界の特徴、事業展開の成功のポイント等を学習しています。現在は、県内の「ニッチトップ企業」について学んでいます。「ニッチトップ企業」とは、小規模でありながら、独自の考え方や技術を持ち、大企業が参入しない中小規模の市場(隙間)において事業を展開し、高いシェアを占め、高い収益を獲得している企業のことです。
 株式会社マスターマインド様は、従業員25名で、国内はもとより、北米や欧州でプリンティングビジネスをグローバルに展開する、まさに、塩尻市発のニッチトップ企業です。当社は、「あらゆる素材に印刷可能」の技術を基軸に、「濃色Tシャツに直プリ!」「食べ物に印刷!」などを、小ロットかつ低コストで実現できるプリンター機器・備品の開発・製造・販売を展開しています。ニッチな当分野において、世界トップシェアを占めています。
 当日は、管理統括の小林マネージャー様に、会社の概要・近況を説明いただき、機器の製造現場、当社技術のすごさがわかる印刷物(小石、卒塔婆、煎餅など)、機器が実際に衣類に印刷している様子などを視察させていただきました。これまで、書籍を中心に学習してきたゼミ学生は、携帯メモ帳『EYE』(Edit Your Everyday)でメモを録りながら、効率性を追求した製造現場の迫力、卓越したニッチトップ企業の技術力を目の当たりにし、実践的に深く学ぶことができました。ゼミ生の感想は、「製造の過程が良くわかった」「高い技術力に驚いた」「講義で学んだことが現場で実感できた」などというものでした。最後に、営業の進め方、社是(会社の経営方針など)、さらに新卒採用で求める人材のお話などもしていただき、充実したアウトキャンパス・スタディになりました。
 本文は松商短期大学部の飯塚徹准教授に執筆していただきました。
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