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2010/01/08
  • アウトキャンパス・スタディ事例

アウトキャンパス・スタディで行った外資系企業に短大生が就職内定その2名から寄せられた就活レポートを公開

コストコホールセールに訪問した金子ゼミ生

実際に会員になった女子学生

コストコホールセールの店舗

就職内定をいただいた学生たち

松商短期大学部 金子能呼ゼミの学生2名が、マーケティングの研究で出掛けたコストコホール・ジャパン株式会社から就職の内定をいただいている。そのきっかけになったゼミ担当の金子専任講師と学生のレポートを紹介する。

■コストコホールセール・ジャパン株式会社でマーケティングを学ぶ
                     松商短期大学部 専任講師 金子能呼
 特別講義週間中の11月20日、2年生の卒業研究でコストコホールセール新三郷倉庫店(埼玉県)を視察した。
 コストコホールセールはアメリカの企業で、全世界に店舗展開をしている。年間売上は約160億ドルで、小売業界では世界第7位に位置する大企業である。日本国内では昨年にオープンした新三郷倉庫店が9店舗目の出店となる。
 ゼミ生は、3月に実施したゼミ合宿の際にもコストコホールセール幕張倉庫店を訪れており、その際マーケティングマネージャーより、高品質品を安価で販売するためのシステムなどについて説明を受けた。商品の魅力を保持しつつ価格をかなり低く抑えること、そのための物流システムや陳列、プロモーションなどといったマーケティング活動についてもお聴きし、非常に良い勉強になった。ゼミ合宿で訪問したことがきっかけとなり、ゼミ生2名が幕張倉庫店から内定をいただくという、うれしい成果も得た。
 1回目の訪問では、商品のボリュームや店舗の雰囲気など、スケールの大きさに学生が圧倒されてしまったが、2度目の訪問となる今回のアウトキャンパス・スタディでは、前回は目が届かなかったところまで冷静に観察できたようである。
 コストコホールセールは会員制である。会員には一般消費者もいるが、外食業者や小売業者など、仕入に利用している法人会員も多い。今回は学生が個別に手続きをしてコストコホールセールの会員となり、顧客目線で店内の視察を行った。また、幕張倉庫店と新三郷倉庫店を比較し、分析することもできた。内定をいただいている学生がいることもあり、コストコホールセールについて探求心を持って学び、同社のマーケティング活動をより深く理解できたことと思う。(学報「蒼穹」第97号より)

■松商短期大学部 商学科2年 輿春香さんからのレポート

 コストコホールセールへの入社を志望したきっかけは、ゼミのアウトキャンパス・スタディで店舗見学をさせていただいたことからです。海外の小売形態とそのマーケティングを学ばせていただき,商品構成や効率的な流通戦略など、日本の小売とは違った商品の販売方法で、お客様の心をつかんでいるところに魅了され、深く関心を持ちました。
 私は小売業界で仕事をすることを希望していたため、採用試験を受けるチャンスをいただき、挑戦することを決めました。そして就職先となる店舗で面接を受け、内定をいだだきました。
 コストコホールセールは完全能力主義ということで、今から仕事に対するプレッシャーや責任を感じています。同時に、好きな販売の仕事をしながら、自分も成長ができる機会が多くあることに期待をし、やる気も大きくなっています。様々な仕事に積極的にチャレンジし、経験を積み,グローバル企業の一員として活躍できるように頑張っていきたいと思っています。

■松商短期大学部 商学科2年 飯沼幸恵さんからのレポート

 1年生の時、アウトキャンパス・スタディでコストコホールセールを見学させていただきました。その際、マーケティング・マネージャーより会社の詳しい概要をお聞きし、ぜひ就職したいと思いました。
 さっそく履歴書を送付したところ,面接試験の機会をいただくことができました。面接に関しては、外資系の企業だけに相当な熱意をアピールしなければならないと思い、ゼミの先生と繰り返し練習を行いました。そして、コストコホールセールについて調べられることはすべて調べ、企業研究をかなり熱心に行いました。
 実際の面接は,やはり外資らしく日本の企業とはかなり異なる形式と内容ではありましたが、すべて想定内でしたので、答えることができました。さらに「うちのことで知っていることを言って下さい」という質問に対しては、企業研究の成果を発揮することができ、本当に良かったと実感しています。
 無事に内定をいただくことができましたが,これからが本番です。就職できること、コストコホールセールでいろいろなことを学べることに感謝しながら、一生懸命仕事をしていきたいと思います。
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