新着ニュース

2010/12/22

内閣府経済社会総合研究所主催シンポジウム「乗鞍高原の将来を考える拡大勉強会」に根本准教授が参加

11月21日に、松本市「ふれあいパーク乗鞍」にて開催された、内閣府経済社会総合研究所主催の地域経営シンポジウムに本学人間健康学部スポーツ健康学科の根本賢一准教授がパネリストとして、また住吉廣行副学長と私、田邉そして同学科の学生10名で参加いたしました。
 かつて、スキーや観光客で賑わった乗鞍高原は、平成12年の繁栄期と比較すると現在は6割強の減少傾向にあるとの説明が主催者側からなされ、その原因探求を踏まえた上で地元住民の新たな取り組みの紹介や提案が議論されました。地元報告として乗鞍観光協会青年部より、トレイル(山道)を利用したハイキング、ランニングやマウンテンバイクといったアウトドアスポーツによる観光客誘致計画案、また、健康増進ウォーキングとして、ノルディックポール・ウォーキングイベント等の開催や、地元女将による所用時間や消費カロリーなどが記載された高原内ウォーキングマップの作成の報告、さらに電気自動車「EV車を組み込んだ宿泊パッケージの開発」における地域活性化のそれぞれのプレゼンテーションがありました。
 今回の勉強会は、内閣府大臣官房審議官の舘逸志氏をコーディネーターとして、「NPO法人地域産業おこしに燃える人の会」理事長の関幸子氏他、各方面で地域活性化に取り組むスペシャリストがアドバイザーとして参加される中で、舘氏が冒頭で、「このような若年世代の参加者が多くいる地域も珍しい」と発言されていたように、その参加者の多くは、乗鞍高原の現況を真摯に受け止め、将来展望を本気で考えたいという地元若年住民でした。その中で、根本准教授に対し、とりわけ質問やアドバイスを求める声も多く、乗鞍高原の地形や地域性を活かした特色ある健康づくりのための説明や、トレーニング科学の分野からどうすればよいかなどの質問に的確に回答されていました。

本文はスポーツ健康学科田邉愛子専任講師が学報「蒼穹」第100号特別号に執筆したものを紹介しています。
このページ先頭へ