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2011/08/23
  • アウトキャンパス・スタディ事例

株式会社マツヤを訪問総合経営学科 上野ゼミ2・3年生

「人事・就職・キャリア形成」を学ぶ上野ゼミでは、7月20日(水曜日)に「小売業の仕事を知る」をテーマに、株式会社マツヤ(長野市)本社を訪問いたしました。

大学生の就職希望業種をみると製造業や金融業などの希望は多いのですが、他方で小売業は決して人気の高い業界ではありません。これにはいろいろな理由があるのですが、そのひとつに「小売業では正社員がアルバイトやパートタイマーと同じ仕事をしている」と学生が誤解していることがあげられます。そこで今回のアウトキャンパススタディでは小売業における店舗以外の仕事に注目し、その担当者からその仕事の楽しさや苦労といったお話しをうかがうことを目的としました。

今回訪問いたしました株式会社マツヤは、「マツヤ」「ユーパレット」という名称で長野県内31店舗を経営するスーパーマーケットです。松本大学のある中信では知らない方も多いかもしれませんが、本社のある、そして店舗が集中している北信では非常に有名な企業です。

さて、当日はご用意頂いた昼食をご馳走になった後、レクチャーが開始されました。まずは経営戦略について説明があり、続いて「店舗開発」という仕事が紹介されました。文字通り、新たな店舗をどこに作るかを決定し、その交渉から完成までを担う仕事です。長期にわたる交渉や同業との争いなど、一般の消費者では知ることのできない興味深い話しをうかがうことができました。引き続き、営業部(商品の買い付けを担当するいわゆるバイヤーの仕事)、販売部(店舗を統括し、店舗における様々な問題を解決する仕事)、店舗運営(お客様の要望を商品構成や店舗運営に反映させる仕事)、販売促進(イベントや企画、さらにはチラシなどを担当する仕事)の仕事が説明されました。これらの詳細は当ゼミ3年ゼミ長の中村宏子さんが「松大ブログ」に寄稿していますので、そちらをご参照頂けたら幸いです。
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いずれのお話しも学生にとっては有意義であったようです。アウトキャンパススタディ終了後に、学生からは「小売業は面白い」「小売業では店舗も重要だが、本社がしっかり機能して初めて店舗が活かされる」など、小売業に対して非常に好意的な意見が多く出されました。さらには株式会社マツヤを就職先として第一希望にする、といった学生もみられ、予想以上の反響となりました。今後も就職活動における選択肢を増やすべく、様々な業界で同様のアウトキャンパススタディを実施していきたいと考えています。

最後になりましたが、お忙しい中貴重なお時間をお割き頂いた、常務取締役の児玉様、人事グループの吉家様以下、株式会社マツヤの皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
本稿は総合経営学科 上野隆幸准教授に寄稿いただきました。
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