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2011/12/05
  • アウトキャンパス・スタディ事例

株式会社ミクロ発條を訪問総合経営学科 兼村ゼミ2・3年生 アウトキャンパス・スタディ

工場見学の際、熱心に説明を伺うゼミ生

宮澤常務からのお話を伺うゼミ生

「地域優良企業の研究」をテーマにする総合経営学科の兼村ゼミ(2・3年生の25名)では12月1日(木曜日)に株式会社ミクロ発條(諏訪市)を訪問しました。

同社は「発條=バネ」のメーカーですが、私たちが想像するような「普通」のバネではなく、ボールペンの先端や血管の中をとおる医療器具に使われるホコリよりも小さい「超」のつく精密バネをつくる会社です。また諏訪の本社のみならず、マレーシア、中国(上海・大連)に拠点を持ち、この分野では日本はもちろん、世界でも高いシェアをもっています。会社の規模は100名にも満たない中小企業ですが、なぜ、そのようなことが可能になるのか、その際、必要になることはなにか、また海外拠点を持つメリット、労働・品質に対する価値観の違う海外の従業員とどのようにコミュニケーションをとっているのかなどの問題意識を持って訪問にのぞみました。

工場見学では少人数単位でご案内・ご説明いただき(写真上・中参照)、またお話のなかでは、国内あっての海外であること、そのため国内の技術・雇用を守ることの重要性を強調され、学生もその大切さに理解を深めたようでした(写真下参照)。明るい話題の少ない昨今の経済情勢ですが、こうした世界にも誇れるすばらしい企業が地域を支えていることをしっかりと受け止めて、将来は自分たちがその一助を担える社会人に是非なってもらいたいものです。

最後になりましたが、ご多忙極めるなかお時間をいただき、また学生たちの企業見学・質問に丁寧なご対応いただきました株式会社ミクロ発條の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

本稿は、総合経営学科 兼村智也准教授より寄稿いただきました。
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