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2013/03/23
  • 教育研究情報

観光ホスピタリティ学科生、世界遺産の街へ留学

松本大学総合経営学部学部長 木村 晴壽

 チェコ共和国のパルドビッツェ大学と松本大学は、相互協定にもとづく連携関係にあり、これまで本学総合経営学部とパ大学経済学部の間で教員による共同研究を実施してきた。これに加え、平成24年度には本学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の学生が交換留学生としてパ大学の文化財修復学部(世界遺産の街、リトミッシュルにある)に留学した。先方の「冬学期」(本学の後期と一致)に、他の学生とほぼ同様の学びをしながら優れた成果をあげ、チェコと初の交換留学としては上々の結果だった。
 そもそも日本の大学とチェコの大学による連携協定であり、学生の交換については、なによりも言葉が大きな壁になっていた。ところが、思わぬところに共通点があった。
 本学総合経営学部観光ホスピタリティ学科には博物館学芸員の養成課程があり、そこに所属する学生は、古文書の解読を一通りは勉強することになっている。博物館の設置数で長野県は全国随一の地位にあるうえ、長野県にとって博物館は単なる生涯学習施設ではなく重要な観光資源でもある。このことから、国家資格である学芸員資格を取得するための課程が観光ホスピタリティ学科に置かれた経緯がある。
 一方、パ大学の文化財修復学部には、絵画・銅像・石像などの文化財とともに古文書の保存・修復を専門とするセクションがある。しかもそこでは、修復に際して日常的に和紙を使うため、日本の紙文化への強い関心があることもわかってきた。
 "古文書を扱う"という共通点が両学部にはある、ということに双方の学部長が気づいたのは今から三年前、それから交換留学の話がぐっと現実味を帯び始めた。古文書の保存・修復技術の修得ということであれば、言葉の壁はかなり低くなるのではないか、というのも両者の共通の理解だった。
こうして今回は、本学総合経営学部から留学生を派遣し、その学生は、充実した勉学を終え二月下旬に帰国した。25年度には留学生派遣だけでなく、両者の準備が整えばパ大学からスタッフ・学生を受け入れることについても協議を進めている。

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