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2014/06/10
  • 教育研究情報

大学院集中講義「臨床栄養学特論」を実施

大学院副研究科長 /教授 山田 一哉


6月5日?7日の3日間、本学大学院客員教授の中島弘先生にお越しいただき、大学院生に対する「臨床栄養学特論」の集中講義を行ってもらいました。
今回は、「未来は自分たちで開く:管理栄養士がHCP (healthcare professional)として果たすべき役割とその未来」というテーマでワークショップ形式で行いました。
目的は、近未来のHCPの一員としての管理栄養士のあるべき姿と好ましい役割を創造的に提案することです。
メンバーは修士課程1・2年生で、管理栄養士3名、臨床検査技師1名、保健師1名の計5名でした。このうち、管理栄養士1名をのぞいた4名が社会人入学生、すなわち、手に職を持ちながら大学院でスキルアップを目指して入学してきた院生です。
2つのグループに分かれて、議論や提案を進めていきましたが、はじめはこのような形式に戸惑いを覚えて議論が深まりませんでしたが、日一日と議論が活発になり意見が集約されていき、最終日には発表することができました。

大学院生からは「創造的」ということで、日常的にあまり使わない脳を刺激したのでとても疲れたという声も聞かれましたが、「創造」というところは、実は研究の根幹をなします。
大学院は、技術的なことや手順的なことを学ぶだけではなく、その根底をなす考え方を学ぶことがより重要なのです。
今回の経験を今後の各自の特別研究にいかせたらと思っています。
院生には、最終的にこの講義から得られた成果をもとにグループとして論文を作成し、形としてまとめることが義務付けられています。
どんな研究でもそうですが、やりっぱなしでは意味が無く、取り組んだ限りはどんなものであれ論文としてまとめ上げることも重要です。

どんなものができあがるのか興味深く思っています。
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