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2015/06/10
  • アウトキャンパス・スタディ事例

"道の駅中条"から地域を学ぶ

総合経営学科 教授 清水聡子


5月29日、総合経営学部の学生19名と教員5名(室谷心学部長、矢﨑久総合経営学科長、増尾均観光ホスピタリティ学科長、小林俊一総合経営学科教授、清水)、計24名で、道の駅中条を拠点に、地域の魅力を探索するアウトキャンパスを実施しました。総合経営学部では、国土交通省の推進する「道の駅を利用した地域活性化」に積極的に参加し、地域貢献と学生教育を進めようとしています。今回のアウトキャンパスはその第一歩です。

2010年1月1日に長野市と信州新町と中条村が合併しました。長野市中条は善光寺平の西に位置し、山姥伝説で知られる虫倉山に抱かれるようにあります。東に菅平、浅間山、南に聖高原、美ヶ原、西に北アルプスを望む自然と文化、歴史の残る美しい山里です。

長野市中条の説明を道の駅中条の小川博史副施設長より伺いました。総人口2023人、90歳以上の方が118人、高齢化率48%(2014年8月1日調べ)、皆さんご長寿でお元気とのこと。しかし耕作放棄農地、間伐放棄山林の増大、空き家、高齢者の独り暮らしの増加等、問題を抱えています。また地元の伝説に詳しい小林喬様から山姥伝説のお話を中心に伺いました。

次に事前学習の成果を学生が発表しました。山姥を数字の88で表現した「88(やまんば)プロジェクト」。コンセプトのほか、大豆バターや山姥グッズの試作品を紹介しました。そして道の駅中条売上NO.1のおぶっこ、豆乳ドーナッツ、中条産りんごソフトを地域統括の下内光雄様にご準備頂きました。素材、味、健康にこだわり、地域の独自性を追求したメニューを大変美味しく頂戴しました。

素晴らしい青空のもと、山々に囲まれた山姥伝説の場所を巡り、栃倉の棚田(日本の棚田100選)を見学し、中条の魅力を五感で吸収したアウトキャンパスとなりました。中条という地域を知って、何ができるか、学生の創造(想像)の翼が広がればと思います。道の駅中条の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。
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