新着ニュース

2015/12/16
  • アウトキャンパス・スタディ事例

総合経営学科「専門研究」で地域企業訪問調査(その4)を実施~フレックスジャパン㈱(千曲市)~

(写真1)

(写真2)

(写真3)

(写真4)

総合経営学部総合経営学科 教授 兼村智也

12月15日(木)、「専門研究」での企業訪問・第四弾としてフレックスジャパン㈱(千曲市)を訪問させていただきました。同社はドレスシャツなどをつくる企業ですが、競争の厳しくなった1990年代後半から中国、インドネシア、そして近年ではミャンマー、バングラデシュに進出し、大半をこれらの国で生産しています。海外生産でも日本製と変わらない品質が維持されており、「なぜ、こうしたことが可能になったのか」を中心にお話をいただきました。
それによると、こうした現場で働く従業員には女性が多いのですいが、日本から派遣される指導者にも女性が活用されていること、また日本とは生産のやり方を変えていることなどがわかりました。ここで作られたシャツの大半は日本に輸出され、販売されますが、海外ということで輸送に時間がかかる、しかも気候変動の影響を受けるなかで、顧客に効率よく商品を供給するオペレーションが難しいことがわかりました。一方、日本でも外国製とは異なる付加価値の高いシャツを生産するなどして、国内技術の維持にも力を入れています。一見すると外国製との違いはわかりませんが、日本製には色々なところに工夫が施されており、その点についてもご説明いただきました。
また工場の方もご案内いただき(写真1、2)、昨夏、同社でインターンシップをさせていただいた島田君からの質問にも懇切丁寧にご対応いただきました(写真3、4)。こうした機会を通じて、学生が経営学、そして地域企業への興味や理解を深めることを期待するばかりです。その一助として、ご協力いただきましたフレックスジャパンの皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

このページ先頭へ