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本学学生による「新成人としての決意」スピーチ紹介

新成人の皆様、おめでとうございます。
本学でも多くの学生が成人を迎えるなか、現・松商短期大学部2年生で来年度から松本大学総合経営学部総合経営学科3年生に編入する小林寛希さんが、故郷である長野市中条の公民館で新成人を代表しての決意表明をスピーチする機会がありました。
その新成人としての想いが詰まった文章をご紹介いたします。



新成人としての決意
小林 寛希

20130113pi_001.jpg この度、無事に成人式を迎えられたことは、これまで私を支えてくれた家族をはじめ、今までお世話になった全ての方々のおかげであり、心より感謝申し上げます。
 成人式を迎え、私自身の20年間を振り返ってみますと、故郷である中条の地に産まれ、勉学に励んだ時間が、私にとってかけがえのないものであったと実感しています。幼稚園から変わらない仲間達と苦楽を共にし、多くの時間を共有し合えたことが私にとって大きな財産です。そして、このように盛大に成人式を挙行して頂き、それぞれの夢に向かって中学校を卒業していった仲間達と再会できたことを心より嬉しく思います。思い出話に弾むとともに、皆の活躍を知り、この交流をこれからの生活の糧にしていきたいです。

 私は現在、大学にて企業マネジメント、地域産業について学び、グローバル化が進む現在の日本経済において、長野県の産業をいかに発展させるかを学んでいます。2015年は、政府の政策により為替レートが円安に進み、日経平均株価が上昇したことで景気が好転していますが、長野県に多く存在する中小企業は必ずしも恩恵を受けているとはいえません。しかし、長野県は昔から産業が盛んで、特に製造業では質の高い製品を提供するためのノウハウがあります。少子高齢化により、労働力が不足してくる今だからこそ、地域の企業、人々が連携し助け合うことで、長野県の産業のノウハウを伝承し、より良いものにしていけると思います。大学での専門的な学問は難しくも感じますが、それらを1つでも多く吸収し自分のものにして、社会に出た際にその知識を活かすことで、地域に貢献をしていきたいと考えております。

 私の新成人としての決意は、自分の行動に責任を持ち、自立した人間になることです。大学生になったことで自分の行動の幅が広がり、今まではできなったことや、自分が興味を持ったことに思いっきり打ち込める環境におります。しかし、同時に自分の行動に対する責任は自分にあり、後先を考えない行動は他人にも迷惑をかけることになり、決して許されないということもまた実感しています。私の友人の多くは今年の春から就職し社会人となりますが、私にはまだ学生生活が残されています。成人式を迎え大人の仲間入りをした今、学生であるという事に甘えるのではなく、この決意を常に意識することで、将来社会人として生活するための準備を進めていきたいです。

 最後になりますが、私たち新成人はまだまだ未熟者であり、この先の人生でつまずき挫けることもあるかもしれません。どうか今後も、皆様からの厳しくも温かいご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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