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2016/05/22
  • 教育研究情報

公立学校への採用状況、本学初の教採現役合格者は諏訪実業高校に着任

教職センター 准教授 藤枝充子


松本大学教職課程はすでに10回卒業生を送り出しています。その内、13名が教員採用試験に合格し公立学校教諭として勤務されており(下記の表参照)、私立学校教諭を加えると計19名が教諭として教壇に立たれています。さらに講師を含めれば70名以上が教職に就かれています。

そのような中、林大輔さんが、本学で初めて教員採用試験現役合格を果たし、平成28年4月から諏訪実業高等学校に商業科教諭として着任されました。
そこで、現役合格のヒントを探るために、彼の在学中の活動を取材しました。

林さんの在学中の学びは、まさにアクティブ・ラーニング! 授業だけでなく、大学にある情報や資源をフル活用して教科に関する知識を深め、実務への習熟を図ると同時に、それら知識やスキルを活かして多様な年齢層の方とのコミュニケーション力を磨いています。彼は高等学校の商業及び情報の教員免許状を取得されましたが、例えば、情報センター学生スタッフとしてパソコン関連の実務に慣れる、プログラム作成と実行に関して教員の研究室に通い個人指導を受けるなど、いずれも1年次から授業外でも積極的に学内資源を活用しています。また、教職以外の資格としては、カウンセリングについて学び、実習し、産業カウンセラーの資格を取得したことが、現在の生徒相談にとても役立っていると話されています。さらに、林さんの活動範囲は地域社会にも広がり、長野県警察のサイバーボランティアとして小中学生への講話活動に参加したり、地域の公民館で情報処理の手伝いをしたり、東北被災児童の補習指導ボランティアに繰り返し参加したりして、コミュニケーション力にも磨きをかけました。
目標を見失うことなく、その時々の活動に真摯に取り組んだ結果、確かな力を自分のものにしていったのだなと感じます。そして、今後もより多くの確かな力を自分のものにされていくのだろうなと思います。

卒業生、在学生の皆さん、皆さんの真摯な姿勢と努力は必ず報われます。教員採用試験の突破に照準を合わせ、がんばりましょう。

公立学校教諭採用状況

採用県 学校種
1 長野県 高等学校 商業
2 長野県 高等学校 保健体育
3 長野県 高等学校 保健体育
4 大阪市 小学校
5 長野県 小学校
6 長野県 擁護
7 長野県 高等学校 保健体育
8 山梨県 小学校
9 長野県 中学校 保健体育
10 長野県 高等学校 保健体育
11 千葉県 小学校
12 宮城県 中学校・高等学校※ 保健体育
13 長野県 高等学校 保健体育
※宮城県は中学校と高等学校の区分のない採用

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