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2017/07/10
  • アウトキャンパス・スタディ事例

総合経営学科・兼村ゼミで地域企業を訪問調査~高島産業(株)【茅野市】~

【写真1】小口社長(左)からお話を伺う

【写真2】会社玄関前での記念撮影

総合経営学科
教授 兼村 智也


私のゼミでは学生それぞれが経営学にかかる研究テーマを決め、そのテーマに即した県内企業を実際に訪問させていただく取り組みを行っています。企業現場を通じて一層理解を深めるとともに、学校では学べない現実を知ることで自身の問題意識の解決に役立てるためです。

今回は7月7日(金)、高島産業株式会社(茅野市)を訪問させていただきました。同社はもともと時計部品の生産で発展してきましたが、この仕事が海外に移るなかで国内では新しい分野を次々に開拓し、近年では医療分野に進出しています。具体的には血管を内側から広げる「ステント」や血管内などに挿入する「カテーテルの部品」です。これらをつくるには時計部品で培った精密加工技術がベースにありますが、その精度は千分の一ミリ単位まで高まっています。訪問の際には、こうした技術レベルの向上がなぜ可能になったのか、また非常に厳しい品質や信用が求められるこの市場分野になぜ参入が可能になったのかを中心に伺いました。

当日はご多忙のなか、小口武男社長自らがご対応下さり、学生たちの質問に懇切丁寧にお答えいただきました【写真1・2】。経営学を勉強しながら、日頃、こうした優良企業やその経営者の方々と接することのない学生たちにとって、有意義かつ刺激的な機会となったものと確信しております。
こうした「活きた教材」から学習することで学生が企業経営について、また地域企業への興味や理解を深めることを期待するばかりです。
ご協力いただきました高島産業(株)の小口社長様にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
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