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2018/07/17
  • 教育研究情報

健康栄養学科で嚥下調整食の特別講義を実施

健康栄養学科
専任講師 長谷川 尋之

7月6日(金)、健康栄養学科、応用栄養学実習の一環として、松本市の介護老人福祉施設・グループホーム「サルビア」の調理師の奥原先生、波多野先生による嚥下調整食の特別講義が行われました。

介護老人福祉施設「サルビア」は、2014年地域の伝統食で作る嚥下食メニューコンテストにおいて、「天ぷらそば」で優秀賞を獲得しており、利用者の方に喜ばれる料理提供ができるように日々工夫をされています。

講義では、「全粥」、「鮭の塩焼き」、「肉じゃが」、「ほうれん草のお浸し」、「うどん」、「お茶ゼリー」と多種多様にわたる料理の嚥下調整食の展開を学生は実践、体験をしました。学生が自分たちの手で調理するという体験の機会を多く作って頂き、学生も積極的に取り組むことができました。

講義の途中のデモンストレーションでは、単に調理技術を教えて頂くだけではなく、なぜソフト食作りを始めたのか、賞を獲得に至るまでの試行錯誤した苦労など、栄養士として食と向き合う姿勢を伝えて頂きました。

学生は講義で嚥下調整食などを学びますが、実際調理する機会はそう多くありません。慣れない手つきながらも参加した学生は、講師の先生方に積極的に学んでいました。今後、控えた臨地実習では、今回感じた自身の課題を解決し、さらに深い学びを得て帰ってきてくれるに違いありません。

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