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2021/02/15
  • 教育研究情報

学校教育学科 守一雄教授の論文が国際学術誌『現代学校心理学』に採択

教育学部学校教育学科
教授 守 一雄

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本学教育学部学校教育学科の守一雄教授の論文「前にできたんだから今度もできるさ(I can do it well because I did it well)」が『現代学校心理学』に採択になりました。

豊科東小学校の工藤弘先生との共同研究をまとめたもので、「つやなすみ(※)」のように「文字を並べ替えると意味のある言葉になる」アナグラム課題を使って、ランダム化比較対照実験で自己効力感の重要性を検証した研究です。「以前にアナグラム課題を解けた子どもたちは、自己効力感を高め、その結果、より難しいアナグラム課題も解けるようになる」ことを巧妙な心理学実験で検証しました。

「自信を持つと成績が良くなる」という現象はよく知られています。そこで、教員は子どもたちに自信をつけさせようと考えます。しかし、この現象を厳密に検証しようとすると難しい問題に突き当たります。それは、自信を持った子どもが次の課題で良い成績をとったとしても、それは「自信を持ったため」なのか「もともと能力が高かったため」なのかがわからないからです。


この研究では「同じアナグラム課題を易しいものと難しいものの2種類用意して、提示トリックを使って一部の子どもたちにだけ易しいものを解かせる」という手法を使ってこの問題点をクリアしました。実験の結果「子どもたちの能力にかかわらず、易しい課題でもそれができた子どもは自信をつけ、次の課題で良い成績を上げること」が確認されました。

※上記アナグラムの答えは「なつやすみ」です。この論文は、こちらからダウンロードしてプレプリント版(PDF)をご覧いただけます。

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