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松商短期大学部、金融機関への就職者が増加

松商短期大学部 経営情報学科
教授 飯塚 徹

今春、多数の松商短期大学部卒業生が、八十二銀行(1名)・長野県信用組合(3名)・アルプス中央信用金庫(5名)・松本信用金庫(3名)など、様々な金融機関に就職しました。全体で、金融・保険業界には25名(前年度より7名増加)が就職しました。

そこで、この要因となった本学の取り組みについてご紹介したいと思います。


本学では実務対応型教育である「金融スペシャリスト・プログラム」と呼ばれる科目群を開講しています。金融機関の個人部門では実務知識とコミュニケーション力に基づいたコンサルティング業務ができる職員が求められており、具体的には国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持つ職員の増強が課題となっています。
よって、本学では1年次の1~2学期の「金融の基礎」において、このファイナンシャル・プランニングの基礎知識に取組み、興味を感じた学生は3学期の「FP受験対策」を受講し、1年生のうちにファイナンシャル・プランニング技能検定3級の合格を目指します。2020年1月の試験では、8名が総合合格を果たしました。
また実務知識だけでなく、3学期の「金融論」では、金融取引の基本概念をわかりやすく講義しており、実務と理論のバランスに配慮しています。
そして金融機関に内定した学生は2年次3学期の「証券実務」の講義を履修し、金融機関で必須となっている証券外務員の資格に挑戦し、合格することを目指しています。2019年度は7名が証券外務員Ⅰ種試験に合格しました(Ⅱ種に1名合格)。


こうした取組みが学生の皆さんの就職活動の一助となり、金融機関への就職者を増やしているものと思われ、本学では今後もこうした取組みを継続してゆきたいと考えています。

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