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2020/09/23
  • 教育研究情報

在宅訪問栄養管理を集中的に学ぶ臨地実習を開講

健康栄養学科
准教授 藤岡 由美子

健康栄養学科では、国が目指している「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けられる住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に供給される」地域包括ケアの担い手となれる管理栄養士を目指して、在宅訪問栄養管理を集中的に学ぶ臨地実習を、他の養成大学に先駆けて開講しました。コロナ感染拡大予防の渦中、在宅訪問は叶いませんでしたが、 社会医療法人財団慈泉会相澤病院・相澤東病院にて、急性期(救命救急センター)、回復期リハビリテーション・地域包括ケア病棟での実習を通して、入院から退院(在宅)への一連の過程を実習させていただきました。在宅訪問栄養指導を先進的に行っている輝山会記念病院での実習が中止となりましたが、中村愛栄養科主任によるオンラインの研修では、在宅患者の様子を映像で拝見することが叶い、オンラインにてケーススタディ(症例検討)を行いました。

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また、相澤病院の矢野目英樹栄養科長が講師を務める全国の管理栄養士が参集する学会の公開研修に参加予定でしたが中止になったため、オンライン研修に切り替え、3日間の実習の振り返りや在宅療養患者のケーススタディーを行いました。実習生は、現場の管理栄養士の知識や技術に圧倒され、自身の無力を悔しく思うほど必死に取り組んでおり、栄養管理の正解だけを求めていた自身を顧みて、患者の中にある答えに寄り添うことの大切さを学んでいました。実習に先駆けた事前学習では、実際の在宅療養患者にオンラインにて栄養指導を行う機会もありました。コロナ禍で出来なかったことがたくさんある中で、オンラインだからこそ、訪問できない患者や実習できない病院の管理栄養士と繋がることができ、学びの可能性が拡がりました。

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