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不安が減って、わくわく感増す「赴任直前講座」

教職支援センター
専門員 髙山 雪

社会人の基本である挨拶や電話対応の仕方から、どのように子どもや保護者、同僚と関わっていくか、1週間をどのように乗り切るか、困った時はどうするかという不安に思っていたことが解消されるお話が盛りだくさんで大変有難かったです。4月1日までに何をしておけばいいのか、4月1日から何をしたらいいのかを改めて知ることで、不安が減ると共にわくわく感が増しました。

また、地域別にグループ懇談をしたことで自分の近くにはどの仲間がいるかがわかり、今後現場に出た時も相談しやすくなると思いました。今の心境を仲間と共有することで不安に思っているのは自分だけではないと心救われる思いでした。学生が不安に思っていることを、これまでの経験を踏まえてお話しくださるという形が特によかったです。

このような会を設けて頂きありがとうございました。まだまだわからないことがほとんどで本当に自分は大丈夫なのか?と思うところもありますが、その不安を払拭できるよう努力を惜しまず頑張ろうと思いました。

(4月より正規採用教員として長野県内小学校就職予定者のアンケートから一部抜粋)

赴任直前講座は、4月から学校現場に就く学生たちが、「先生」として元気に一歩を踏み出せるような後押しと、困った時の心の支えになることを目的としています。まん延防止等重点措置延期のため多少残念ではありましたが、今年で2回目の「赴任直前講座」は3月4日、オンラインにて開催となりました。

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講座の内容は、「赴任の心構え」から「4月の第1週を乗り切る」まで、学校現場ですぐに使える極めて具体的なマニュアルです。講座の前半には全体会を行い、後半は総合経営・人間健康学部と教育学部に分かれた分散会、その後グループ懇談会という流れで行いました。グループ懇談会は赴任エリアや校種ごとに分かれ、全体会や分散会の講話についての質疑応答から、困っていること悩んでいることの相談等、気軽に話題にできる場として設定しています。

大学という最高学府で、そこまで丁寧に教え込む必要があるかという考えも理解できます。ただ、「新卒の先生を受け入れる学校現場」と、何も分からずに赴任し不安なままスタートする「新卒の先生」の両者が心地よく4月を歩みだすことが、そこにいる主役の子どもたちにとっての幸せだと考えます。講座で扱う資料も学生たちに好評で、「困ったときのバイブルです」という卒業生の言葉が心に残っています。

講座の内容や開催方法が昨年度と今年度の2回で、およそ見通しがもてるようになってきました。学生からも教職員からも継続を望む意見が多数であります。松大出身の先生が胸を張って頑張れるよう、また現場から高評価がいただけるよう、今後も「赴任直前講座」にかかわらず丁寧で温かい指導と支援を行っていきたいです。

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