新着ニュース

2023/03/20
  • 教育研究情報
  • クラブ&サークル活動

スポーツ栄養学を学ぶ学生とバスケットボール部のアスリートサポート新企画が始まる!

健康栄養学科
専任講師 長谷川 尋之

本学の男子バスケットボール部は、2021年度の後半から競技力向上を図るため、部活動の改革に取り組み始めました。2022年度には、本学の健康栄養学科の運動栄養学研究室(長谷川ゼミ)に所属する学生が補食提供を行う栄養サポートを開始しました。2022年度の男子バスケットボール部は、第77回国民体育大会最終選考会(長野)で初のベスト4進出、北信越大学バスケットボールリーグ(3部)で2位になるなど、部活動開設以降、最高の成績を収めることに繋がりました。

男子バスケットボール部は、2022年11月から新チームを発足しましたが、その後すぐに新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、部活動の活動制限をうけ活動が休止しました。2023年にかけてミーティングを重ね、活動制限の解除を受けて2023年3月1日から本格的に活動を再開しました。長期の部活動の休止で体力やスキルの低下が考えられるため、今年度は計画的かつ戦略的に目標とする大会での好成績をとるための活動を行うことにしました。

今回はその一環として、昨年度に引き続き、健康栄養学科の運動栄養学研究室(長谷川ゼミ)と連携して、単に食や栄養に限らず、包括的な栄養サポートを実施することにしました。連携した企画の第1弾として、2023年3月14日(火)に身体計測や体力測定といった測定会、3月16日(木)には、測定値のフィードバックを行いました。

測定値の意義と測定方法のレクチャー

pi20230320_001.jpg

身体計測では、身長、体重、体脂肪率の測定を行い、BMIや除脂肪量の算出を行いました。大学生年代は年に1回の健康診断はありますが、アスリートとして年に1回の測定では不十分であり、今後も継続的に計測し、目標とする体格に近づけていけるような栄養サポートを検討していきます。今回は時間の都合でできていませんが、今後は、食事調査や単に体格だけでなく、上肢や下肢の周囲長やバスケに重要なアームスパンの測定なども実施したいと考えています。

身体計測の様子

pi20230320002.jpg

体力測定では、今回はジャンプマットと光電管(いずれもS-CADE社)を用いて、スクワットジャンプ、カウンタームーブメントジャンプ、リバウンドジャンプ、20m走、10mアジリティ走など、バスケットボールの特異的な測定項目を選択して行いました。まだまだ多くの課題はありますが、単に「筋力をつけよう」といった指導ではなく、「力」をつけるのか、「スピード」をつけるのかというようなパワー発揮にも着目して、スポーツ科学的なアプローチが測定によって可能になります。今回は、特異的な測定を中心に行いましたが、今後は、基礎的な体力測定も行い、全身の体力の底上げも検討しています。本学は、健康栄養学科だけではなく、運動やスポーツを学びトレーナーを希望する学生が学ぶスポーツ健康学科もあります。男子バスケットボール部員も多く所属している学科であり、トレーナーを目指している学生もいるため、こういった測定値を活かしたトレーニング計画の作成、実施、指導と改善を積極的に取り入れたいと考えています。

ジャンプマット測定(バスケットボール特異動作の測定)機器

pi20230320_003.jpg

ゼミ活動が単なる研究に終わらないよう、また課外活動が単なるレクリエーションで終わらないよう、運動栄養学研究室と男子バスケットボール部はアスリートサポートのための学びの場づくりを目指して連携を深め、学びと実践活動の機会を増やします。バスケに限らず、将来スポーツ栄養士やアスリートのトレーナー、コーチを本気で目指したい学生が真剣に活動できる場をつくれるよう2023年度は、本活動を強化します。在学生はもちろん、2023年度入学予定の学生、今後進路に悩んでいる高校生の方で本活動に興味がある方、男子バスケットボール部や運動栄養学研究室の活動に参加してみませんか。

光電管測定(ランニング測定)機器

pi20230320_004.jpg

松本大学 スポーツ栄養サポートチームのSNSで活動を発信、フォローお願いします。

このページ先頭へ