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松本市 臥雲義尚市長の講義「三ガク都」松本のシンカ が行われました。

松本大学図書館長
総合経営学科長 教授 清水聡子

2022年6月30日、総合経営学部「マーケティング基礎A」(2年次必修科目)において、松本市 臥雲義尚 市長による「三ガク都」松本のシンカ の講義が行われました。

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臥雲市長の講義の様子

新型コロナウイルス感染症の影響、ウクライナ情勢、急激な円安と、今、時代は大きく変化しています。松本市は脱東京一極集中、自立型分散社会を見据え、現在の人口を減少させない「人口定常化」を戦略目標とし、その要件として医療・教育・交通を掲げています。またデジタル化、ゼロカーボン、ジェンダー平等に積極的に取り組んでいます。「女性にとってよい環境は男性にとっても良い環境」と考え、「自由で開放的で多様性あふれるまち」を目指していると説明がありました。松本らしさや松本のまちの魅力を伝える言葉として「三ガク都」(岳都・楽都・学都)があります。今回の講義のテーマである「三ガク都」松本のシンカ について、臥雲市長は学生に向けて丁寧にそして熱く語りかけました。

講義後、松本大学図書館に移動し、清水ゼミ3年生と図書館司書の皆さんで共同制作した「おかえり!上高地線」コーナーと「松本のミライを考える」コーナーを臥雲市長に紹介しました。

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図書館内に設置したパネル「おかえり!上高地線」を臥雲市長に説明する総合経営学科3年 小林大さん

総合経営学科3年生小林大さんは松本大学生として何ができるかを考え、「おかえり!上高地線」では歴史班、災害班、もしも班の3グループに分かれて作成したことを説明しました。もしもアルピコ交通上高地線が信州まつもと空港や信州スカイパーク、サンプロアルウィンとつながったら、広域交通を充実させることができるだろう。もしも上高地線が上高地や乗鞍高原とつながったら松本市と姉妹都市であるグリンデルワルトの登山列車のような観光資源となり、観光客の増加が見込めるだろうとアイデアを提示しました。臥雲市長は「もしもをもしもで終わらせない。もしものアイデアはどうすれば実現できるだろうか」と学生に問いかけました。 

松本大学では「学びは、地域にある。」をキャッチフレーズに、地域の抱える課題を発見し、それを解決するための知見と実践力を身に付ける様々なプログラムが実施されています。今回の臥雲市長の講義、問いかけは学生に大きなインパクトを与えました。松本大学生として何ができるか、地域の魅力の発見および情報発信者の役割をどう担っていくのか、主体的に学び、どう行動するか。聴講した学生の皆さん、松本のシンカ(進化・深化・真価)のアイデアを出して、未来に向けて一歩を踏み出してみてください。

臥雲市長、学生への温かいメッセージ、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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臥雲市長と清水ゼミ3年生

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