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2022/10/25
  • 教育研究情報

松本市教職員研修にて「国語科授業づくり」の講座②を実施

学校教育学科
専任講師 上月 康弘

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10月21日(金)、松本市教育文化センターにて、松本市教職員研修が行われました。若手の先生方を対象に国語科授業づくりのワークショップが行われ、本講座の2回目の講師を担当させていただきました。

今回は、『モチモチの木』を扱いながら「子どもの〈問い〉をどう生かすか。」ということについて議論を深めました。

子どもの〈問い〉は、結局は、テクスト構造の特徴から生み出されていきます。ですから、子どもの〈問い〉を生かすためには、まず、教材研究が前提となります。また、作品の読みを深める〈問い〉とそうでない〈問い〉があることも事実です。それを見極める目を、子どもも教師も身に付けていく必要があると考えます。

今回は、『モチモチの木』のどのようなテクスト構造が、子どもの〈問い〉と関係しているのかについて考えました。

また、先生方は、お互いの読みを交流することを通し、これまで気づかなかった作品の設定や特徴、語り手の意図などに着目することができたようでした。

このことは同時に、今後の教材研究の視点を得るということにもつながっていきます。私自身、先生方の読みを聴き、新しい発見があり、とても有意義な時間となりました。

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