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2025/09/26
  • 教育研究情報

おもしろ実験クラブでの活動 ー南極昭和基地での発電事情ー

学校教育学科
教授 澤柿 教淳

年間を通してお世話になっている地域の小学校でのおもしろ実験クラブ。今回のテーマは「南極昭和基地での発電事情」。その主な流れは以下です。

まず、導入で「昭和基地では電気はどうしているのだろうか」ということを想像しました。TVモニターに昭和基地の様子を映し、発電に関係していそうな建造物を見つけていきました。子供たちは「あの黒い建物は太陽光発電ではないかな」「風力発電もあるのではないかな」などと口々につぶやきだしました。そこで、今日は電気を作って遊ぼう!と投げかけました。

さっそく、電気の力で動く電車模型で遊びます。思い思いに線路をつないでコースを作って遊んでいるうちに、1台、また1台と動かなくなりました。「先生!動かなくなりました!」「壊れたかもしれません!」「電池が切れたのだと思います!」と大騒ぎ。

この場面で、太陽光発電、風力発電、手回し発電を紹介します。子供たちは、動かなくなった電車模型を再び動かそうと3つの発電方法から選択して蓄電することに没頭していきました。そういうことを何度も繰り返して電車を走らせて楽しみました。

最後に、どの発電方法がよかったか尋ねると、「太陽光発電!だって楽だし、太陽はずっとなくならいからいいと思う」「手回し発電!電気もできるし筋肉もつくから」など多様な意見が出てきました。それぞれの発電方法のメリット・デメリットを考えながら「自分なりの答えを導く」素敵な子供たちでした。どうもありがとうございました。

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あれ?動かなくなったよ

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発電して蓄電しよう

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作った電気で走らせよう

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