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2015/10/14
  • アウトキャンパス・スタディ事例

総合経営学科「専門研究」で地域企業訪問調査(その3)を実施~(有)高橋製作所【諏訪市】~

総合経営学部総合経営学科 教授 兼村 智也


先日の㈱ライト光機製作所に引き続き、「専門研究」での企業訪問・第三弾として10月13日(火)、(有)高橋製作所【諏訪市】に訪問させていただきました。
同社は消防車のポンプ等に組み込まれる圧力計ムーブメントなどで高いシェアを持つ企業ですが、驚くことに1964年の創業以来「50年間連続黒字決算」という、とてつもない実績を残す企業であります。
日本を代表する「超」のつく有名企業ですら一度や二度の赤字は当たり前なのに、従業員50名の中小企業で、なぜこのようなことが可能なのかを同社・高橋社長様にお尋ねしました。

それによると安定的な受注・売上が期待できる法制市場に参入していったこと、ムーブメントで業界標準をつくったこと、設備は全て自社オリジナルであること、全工程の内製化によりコスト削減が可能になっていることなどがその要因であることがわかりました。
さらにユニークなのは従業員の7割が子育てを終えた女性従業員で占められていることです。
これは、同社が生産する製品は子供と同じ様な扱いが求められ、そのためこうした女性の能力が活きるという先代の考えからだそうです。
女性の活用が叫ばれる昨今、まさに時代を先取りした取り組みといえるでしょう。

また工場の方もご案内いただき(写真①、②)、同社を研究対象としている林君からの質問にも懇切丁寧にご対応いただきました(写真③、④)。
こうした機会を通じて、学生が経営学、そして地域企業への興味や理解を深めることを期待するばかりです。
その一助として、ご協力いただきました高橋社長様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

なお、この企業研究の報告は10月17、18日に行われる本学学園祭「梓の杜祭」でも展示する予定です。そちらの方もご覧いただければ幸いです。
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