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2019/03/29
  • アウトキャンパス・スタディ事例

平成30年度 道の駅と大学連携成果発表交流会に参加

総合経営学部 学部長 増尾 均
総合経営学科 学科長 室谷 心
総合経営学科 教授 清水 聡子

2019年2月26日(火)、さいたま新都心合同庁舎1号館にて、道の駅と大学連携成果発表交流会が開催されました。総合経営学部総合経営学科清水ゼミ3年の赤羽樹さん、内田敦也さん、鎌田栞さん、塚原京一さん、藤森龍平さん、下内光雄道の駅「中条」施設長、増尾均総合経営学部長、室谷心総合経営学科長、清水聡子総合経営学部教授の計9名で参加しました。

松本大学×長野市道の駅「中条(なかじょう)」とのコラボレーション企画、「88(やまんば)プロジェクト」は子育ての神である山姥伝説を学び、山姥伝説ゆかりの地を巡り、道の駅「中条」を拠点とした地域活性化に取り組むプロジェクトです。

代表をつとめた鎌田栞さんにまとめてもらいました。


総合経営学科 清水ゼミ3年 鎌田栞

道の駅と大学連携成果発表交流会が開催され、8チームが成果発表を行いました。

  1. 松本大学×道の駅「中条」
  2. 城西国際大学×道の駅「鴨川オーシャンパーク」
  3. 茨城大学×道の駅「常陸大宮」
  4. いばらき地域づくり大学・高専コンソーシアム×道の駅「ひたちおおた」
  5. 立教大学×道の駅「いちごの里よしみ」
  6. 城西大学×道の駅「おがわまち」
  7. 跡見学園女子大学×道の駅「もてぎ」
  8. 淑徳大学×道の駅「果樹公園あしがくぼ」

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松本大学はトップバッターで、「松本大学×道の駅「中条(なかじょう)~2018 新たな試み~」として、今年度の新たな提案として「ナカジョニー」と「笹クレープ」、先輩から引き継いだ「スタンプラリー」(2018.10.21)の企画・運営と「むしくらまつり」(2018.11.3)の参画について成果発表を行ってきました。

内田敦也さんが提案し、生身で演じたイベントキャラクター「ナカジョニー」はPR活動としてAR(拡張現実)技術を用いた動画を制作し、「スタンプラリー」で初登場し、「むしくらまつり」で○×クイズを実施しました。
私が提案した「笹クレープ」は中条地域の特産物である西山大豆を使った商品です。企画、商品開発、ポスター制作、「むしくらまつり」において販売まで行うことができました。88プロジェクトファームで西山大豆の種まき(2018.6.18)、収穫(2018.11.3)も実施し、6次産業化によって、さらに可能性が広がっていけばと思っています。
また中条の魅力を子どもたちに伝えるために、「スタンプラリー」の問題を作成し、「落ち葉アート」「笹舟づくり」「草笛」「草相撲」「箱の中身あてゲーム」など「自然の遊び」を実施しました。学生が主体的に「スタンプラリー」や「むしくらまつり」などでさまざまな活動を通して得られた成果と道の駅「中条」を拠点とした地域活性化を目指すうえでの課題を含め、今後の展望についても発表しました。

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会場から「ナカジョニー」に対する質問がありました。内田さんはゆるキャラ(着ぐるみ)ではなく生身で演じることでお客様と直接コミュニケーションできるので、親しみやすさと情報発信力があることを説明しました。また『信濃毎日新聞』(2018.10.31)の1面と25面に掲載された広報効果で、「むしくらまつり」では来場者からサインを求められたと話すと会場からどよめきがおきました。

成果発表会に参加した塚原さんは、「道の駅の活性化という一つの基軸で集まった成果発表会でしたが、それぞれの大学ごとに特色が出ていて、本当に多種多様な取り組みや提案がありました。参考にできそうな部分を参考にしつつ今後の活動に活かしていきたいです。」と考えをまとめてくれました。

私は今回、責任者として発表会を無事に乗り越えることができました。どの大学も個性溢れる発表形式、パフォーマンスの演出があり、内容の濃い刺激的な1日でした。ただ地域活性化といっても画一化することなくその地域の特色・名産品や気候を活かした道の駅ならではの活動ばかりでした。しかしどの大学も共通しているのは道の駅の活動に「愛」があり、主体的に活動しているということが発表を通してわかりました。

私たち松本大学は既存のモノやコトから発展させるのではなく、学生が出したアイデアを道の駅「中条」の皆様のお力添えで実現して活動させて頂いています。私たちにそんな素晴らしい機会を与えてくださる下内光雄道の駅「中条」施設長をはじめ、道の駅「中条」の皆様への感謝と地域活性化活動の発展を担っている重大さを再認識しました。
私たちがこの活動を更により良くしていくためには「想い」と「学び」をしっかり継承することが義務だと思っています。そのため、後輩へ反省点を含め情報共有をきちんと行い、引き継ぎをすることでより良い活動を行っていく上での土台とし、そこから質の高いアイデアを派生させて欲しいと考えています。そして「地域の学びを通して社会の最前線で活躍する人になる」をキーワードに地域活動を推進します。更に地域に求められる「松本大学×道の駅中条」の取り組みになるよう、今後とも応援をお願い致します。

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