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アーリーエスクポージャー(早期体験学習)の実施
~松本市東部学校給食センター~
健康栄養学科
助手 福岡 歩美
2025年6月に健康栄養学科の1年生が松本市東部学校給食センター(松本市大字原7番地1)で、アーリーエスクポージャー(早期体験学習)を実施しました。18日(水)にはAクラスの40名、25日(水)にはBクラスの39名が参加しました。松本市東部給食センターは、市内18校(小学校11校、中学校7校)の給食を担っており、一日当たりの食数は約7400食です。当日は、施設紹介DVD鑑賞と給食室等の施設見学を実施しました。給食施設を初めて見た学生たちは、設備の規模の大きさや、大型の調理器具を豪快に扱う調理員の姿に驚いていました。
その後、栄養教諭の先生による「学校給食の仕事」に関する講話が行われ、学校給食における主な業務である衛生管理、給食管理、献立作成などについて詳しくご説明いただきました。特に、大量調理の現場では衛生管理の徹底や予算管理など、さまざまな業務が求められ、日々緊張感を持って取り組む責任の大きな仕事であることが語られました。
また、小学4年生を対象に行われている栄養教育の実際についても紹介があり、学生たちはまるで小学生に戻ったような気持ちで食育の雰囲気を体験することができました。最後に、栄養教諭・管理栄養士に求められる役割として、「食の専門家であること」の重要性、そして「人に伝えることの大切さ」が仕事をする上で欠かせない要素であると教えていただきました。
これらの学びから、大学での学習が将来の仕事に直結していること、また学生生活の中でその力を培っていけることを実感し、今後のモチベーション向上につながったようです。
参加後の学生の声は以下の通りです。
・想像以上に衛生管理が徹底されていて驚いた。子どもたちが安心安全でおいしい給食を食べることができるようにたくさんの労力がかかっており、その大変さがわかった。
・管理栄養士の仕事が献立作成だけでなく、小中学校での食育活動や衛生管理など多岐に渡っていてすごいと思った。
・栄養教諭を目指しているため、栄養教諭の方のお仕事について詳しく聞けて、より勉強に励んでいこうと思うようになった。
・子供たちに美味しいものを食べてもらおうと栄養教諭の方を始めいろいろな人の協力があるのだと知り、これから食に関わろうと考えている私にとってとても意義のある時間になった。
・この仕事は人の笑顔と密接したものであり、栄養教諭の資格も素敵だと思った。これからの選択肢の一つとして参考になった。
この経験が、今後の学生生活や卒業後の進路について、具体的なイメージや希望を持って過ごすための一助となれば幸いです。