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地域スポーツの「現場」で学ぶ3日間
松本大学 × 帝京大学 合同合宿型研修(2025年8月)
スポーツ健康
専任講師 本間 崇教
スポーツを「みる」だけでなく、「支える」、「創(つく)る」側の視点から学ぶ3日間の特別プログラムを、松本大学と帝京大学の合同ゼミで実施しました。スポーツビジネスの最前線に触れ、他大学の学生と協働することで、実践的な学びと人間力の向上を目指した有意義な研修となりました。
【1日目】フィールドワーク&観戦体験
両大学の学生34名が10チームに分かれ、甲府駅周辺を散策しながら「プロスポーツクラブの地域への浸透度」を調査しました。学生たちは好事例を写真で記録しながら、時には街頭でインタビューなど自発的に行いながら、次々と情報を収集していきました。
試合会場では、引き続きフィールドワークとしてホームゲームの運営における好事例を観察しつつ、観戦体験を通じてスポーツ消費について学びました。
【2日目】アウトドア体験&企画立案
午前は河口湖周辺でアウトドアアクティビティを体験しました。自然資源を活かしたスポーツ消費の可能性を感じる良い機会となりました。午後はチームごとに、フィールドワークで得た情報をもとに、3日目に向けて提案資料を作成しました。
【3日目】プレゼン&講評
研修に協力してくださったJリーグクラブの運営部・広報部スタッフの方から直接レクチャーを受け、実際の財務データなど交えながら、キャンパスでの講義だけでは知り得ないクラブ経営の面白さ、難しさについて詳しく教えていただきました。
その後、各チームがクラブに向けた提案プレゼンを実施しました。「すぐに採用したい!」といった嬉しいコメントもありつつ、現実的なアドバイスもしていただけるなど、目の前で聴講くださったクラブ職員からの講評を受け、さらに学びを深めることができました。
この研修を通じて、学生たちがスポーツを「ビジネス」として捉える視点を育てる貴重な機会になりました。スタジアムの熱気、地域とのつながり、クラブ運営の工夫----そのすべてが、スポーツマネジメントの学びにつながっています。将来、スポーツに関わる仕事を目指す学生たちにとって、こういった学びがどれほど実践的で面白いものかを感じてもらえれば幸いです。
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