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小海町地域活性化事業のこうみワインプロジェクトへの参画

観光ホスピタリティ学科
准教授 李 省翰

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9月18日(木)~19日(金)まで長野県小海町の地域活性化事業に李ゼミの皆さんが参加しました。今回のプロジェクトは政府の地域創生事業の一環として小海町と地元の企業、松本大学の李研究室が参画した産・学・官の連携モデルとしてスタートしました。人口4000人規模の小海町は、地域活性化事業として様々な取り組みを行っており、そのなかでも「こうみワインプロジェクト」に参加することになりました。一泊二日の日程で行われた今回のプロジェクトでは様々な経験ができました。

1日目

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午前中は小海町役場で集まり、地域の状況や資源、課題と強みなどを調べる時間を設けました。地域の活動を次世代に繋げるために小・中・高の生徒さんと連携し、地域活動の持続性を考えていること分かりました。午後はワインプロジェクトについて、より理解を深めることができました。「地域活性化」、「観光開発経営」2チームに分けて、小海町の課題や強みを調べたことや、他地域の事例を調べるなど、フィールドワークの準備をしました。そしてワインのブランド化による地域活性化を図る仕組みについても考える機会になりました。

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2日目

午前中は、ワインの生産プロセスについて学ぶために、ぶどう畑に訪問しました。小海町の気候の合わせたぶどうの栽培について学び、ワインができるまでのプロセスについて学びました。ワイン用ぶどうは、その種類も様々であり、種類によってワインの味や作り方も違うことも分かりました。その後、ワインのブランド化や広報などを担当する株式会社Vitalizeの小海支社長と面談し、ワインプロジェクトと地域活性化の関係性や仕組みについて学ぶなど貴重な時間をもちました。

午後は、松原湖に移動し、「地域活性化チーム」と「観光経営チーム」、2チームに分けて地域のフィールドワークを行いました。「地域活性化チーム」は地域おこし協力隊の皆さんと活動内容や仕組みについて調べることができました。また「観光経営チーム」は地域の観光資源の開発やワインプロジェクトとの連携を調べるために、地域密着型観光ホテル「ミヤム」に訪問しました。2チームとも様々な議論ができ、座学では学べない知識や経験を得ることができました。

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最後に小海町の役場に戻り、全体ディスカッションを行いました。ここでは小海町の課題や強みを分析した内容を共有し、「こうみワインプロジェクト」の可能性を検討する機会を持ちました。小海町のフィールドワークは今回だけではなくて、2回にかけて行う予定です。最終的に12月中旬にチームことにプレゼンを行い、小海町に提案する予定です。今回のプロジェクトへの参画で小海町とワインのブランド化や地域活性化に繋がる観光ツアーなどについて考える機会になるかと思います。

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