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2025/10/23
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アーリーエクスポージャー(早期体験学習)の実施

信州ミルクランド株式会社

健康栄養学科
助手 塩谷 一紗

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2025年9月19日(金)、信州ミルクランド株式会社(松本市梓川倭3862番地1)において健康栄養学科1年生(希望者16名)を対象としたアーリーエクスポージャー(早期体験学習)を実施しました。

信州ミルクランド株式会社は、長野県内の学校用給食牛乳の7割を製造・提供している会社です。今回は、安心・安全な製品を出荷する上で重要な「品質管理」についてご紹介頂きました。

品質管理についての講話を拝聴した後、実際に品質検査が行われている検査室および製品が製造されている製造ラインを見学させていただきました。

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信州ミルクランドでは、世界基準の認証規格である「FSSC22000」の下、徹底した品質管理を実施しながら製品の製造を行っているとお話がありました。実際の製造工程に沿った規格の管理・運用についても教えていただき、安心安全な製品を継続的に製造していくためには品質管理がとても重要であることを実感できました。

検査室では、講話の中で紹介された検査が実際に実施されている場所や装置、器具を見ることができ、その場でさまざまな質問をしながら見学させていただきました。細菌検査の結果を顕微鏡で見せてもらうこともできました。

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検査室の見学の最後には、生乳・牛乳の味の違いを体験させていただきました。今後さまざまな授業・実習・実験を通して自らの将来を考えていく中で、今回の品質検査の現場での体験がその選択肢を増やす一助となれば幸いです。

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以下、参加した学生の声です。

  • 国際的な安全管理規準を設け、徹底していると分かり、安心して食べたいと思った
  • 生乳を受け入れるときに細かいチェックをしていて出荷のときも何度も検査を行い、安全を確保しているのが印象的だった
  • ただ「作る」だけでなく農家と一緒に品質を守っていることに感心した
  • 安心して消費者に届けるための努力を目のあたりにし、食材の背景を理解することの大切さを改めて実感した
  • 細菌が多い食品だからこそ品質管理がしっかりしているんだと思った
  • 一般的な調整牛乳と濃厚牛乳と無脂肪牛乳を飲み比べた時、同じ牛乳でも乳脂肪分を変えるだけでこんなにも味わいが違うのかと勉強になった
  • 今回の見学を通して、食品の栄養価だけでなく、その安全性や生産の背景を理解も理解しながら学びを深めていきたい
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