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第2回目となるY小学校でのクラブ活動への参画
学校教育学科
教授 澤柿 教淳
地域のY小学校において、「おもしろ実験」の活動に今年も参画させていただいています。年間を通してのテーマは「南極」。第2回目は、「アデリーペンギンの足跡レプリカを作ろう」という活動に取り組みました。
主な流れは以下の通りです。
まず、導入で「動物の足跡クイズ」を楽しみました。先生役の学生さんが「これは何の足あとでしょうか?」とTVモニターに画像を提示しながら尋ねていくと、子供たちからは次々と挙手や発言が返ってきて大いに盛り上がりました。
次に、先生役の学生さんが「では、ペンギンはどんな足あとでしょうか?」と尋ねました。すると子どもたちは、「鳥と似ているのではないかな」「水かきもあると思う」などいいながら多様な予想イラストを用紙に書いていきました。
そうしていよいよレプリカ作りです。ほとんどの子どもたちにとって、石膏を使って作業をするのは初めてのことです。ゆっくりとていねいに進めていきました。石膏が固まるまでの間、木の板と棒を使って鑑賞用の台も作りました。最後に、完成したレプリカをみんな大事そうに持ち帰っていたのが印象的でした。
足あとクイズ
レプリカの説明
教材の準備と修理
本活動では、学生自身が指導者として実践の前線に立つ機会を設けていますが、それに先駆けて事前に教材を準備する行程や、事後に教材を修理する行程も大事な学びの場として位置付けています。このような時間を互いに共有する中で、事前の想定が実際の子どもたちの動きと合っていたか否か、次回に向けてどんな改善が必要か、などについて議論をしています。このような一連のPDCAサイクルを繰り返すことは、自己の成長に着実につながることでしょう。
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