



松本大学大学院健康科学研究科は、健康維持・増進を図るために栄養や運動を中心とする健康科学について深奥な学識を授けると共に専門分野における理論と応用の研究能力および実践力を養い、それを備えた高度な専門的職業人を養成し社会に貢献することを目的としています。

「栄養科学」並びに「スポーツ科学」を基盤とし、関連する周辺学術分野と融和した「健康科学」の学術研究教育活動を行い、「健康づくり」という視点から課題を科学的根拠に基づいて適切に把握し、優れた思考と確かな技術を駆使して解決できる、専門性の高い指導的立場の人材を育成します。
松本大学の建学の理念は「地域貢献」であり、「幸せな地域社会づくりに貢献する人材」を養成することを使命としています。健康で長寿な人生を全うできるということは、「幸せ」の定義の基盤をなすものといえるでしょう。
厚生労働省の「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、超高齢化社会に向けて加速度的に進んでいる現代日本において、健康で長寿に生きることで生活の質を高めていくためには、「栄養」・「運動」・「休養」が必要であると指摘しています。健康長寿県として知られている長野県でも、生活習慣病及びその予備軍が増え続けている状況に変わりはありません。そこで、予防医学的見地から、これらの分野での地域住民の健康の保持・増進に関わる人材の育成を行うことを目的に、2007年4月に松本大学人間健康学部は設置されました。

人間健康学部を中心とした地域活動を通じて、いくつかの問題が浮かび上がってきました。一つには、健康目的にも関わらず、過度なダイエットや急激な運動により健康を害する人に対して、各分野できめ細かに個別に実践的指導を行える人材の育成が急務なこと。もう一つは、厚生労働省が推進している生活習慣病の一次予防とされる医療の前段階での「健康づくり」の重要性です。
人間の健康の維持・増進には、エネルギー源である食物の摂取(栄養)と、人間活動の結果であるエネルギー消費(運動)のバランスの上に成り立っています。つまり、車の両輪のように両分野を同時に効果的に指導していくことが重要になります。このバランスを保っていくためには、それぞれの分野でより高度で専門性を備えた人材育成はもちろんのこと、両分野にまたがって、包括的・複眼的・学問的に「栄養」・「運動」を理解し、それを指導できる人材「健康づくりの人」の育成が必要となっています。

このような社会的要請に応えるために、松本大学では人間健康学部健康栄養学科とスポーツ健康学科を統合する形で大学院健康科学研究科修士課程を開設することとなりました。ここでは「栄養科学」並びに「スポーツ科学」を基盤とし、関連する周辺学術分野と融和した「健康科学」の学術研究教育活動を行い、「健康づくり」という視点から、それぞれの分野での課題を科学的根拠に基づいて適切に把握し、優れた思考と確かな技術を駆使して解決し、その成果を社会に還元できる専門性の高い指導的立場の人材を育成していきます。

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