学部学科・大学院

大学院生からのメッセージ

筋肉の新規メカニズムを解明する
宇宙規模、世界に通じる基礎研究

大沢 育未 さん
健康科学研究科2年 松本大学/人間健康学部スボーツ健康学科出身

運動が骨格筋の遺伝子構造をリセットし、筋萎縮などを引き起こす遺伝子を増加しにくくするという新たな運動効果を証明することが研究テーマです。宇宙滞在によってヒトのからだは様々な影響を受けますが、宇宙における健康を地上に活かすという宇宙規模の視点から未解明な筋肉の領域にアプローチしています。大学3年次から河野先生のもとで、身体の衰えにくさと運動習慣の関連性を、実験動物を使って実験してきました。ヒトに応用できる理論を確立し、病気の予防や運動実践の場に役立てていきたいと思います。

在宅看取りを阻害する要因に
社会学的視点からアプローチ

武井 純子 さん
健康科学研究科2年 松本市内病院 看護部長

病院で看護管理者として勤務していますが、知見を広げ自らの能力開発に取り組むため大学院に入学しました。研究テーマは、松本市及び周辺地域における在宅看取りの現状と課題を明らかにすること。高齢者の多くは「人生の最後まで住み慣れた居住で過ごしたい」という希望をお持ちです。また、国も超高齢社会対策で、在宅での看取りを増やすことを方針として取り組んでいます。私は、松本市及び周辺地域の在宅看取りの現状と課題について、高齢者を取り巻く家族関係や社会背景、地域性など社会学的視点からアプローチしています。大学院は2年で修了しますが、その後も研究を継続していきたいと考えています。

修了生からのメッセージ

「宇宙医学の分野で世界で活躍できる人材」
を目指して

増澤 諒 さん
健康科学研究科2017年度卒業

宇宙医学の研究を目的に、社会人入学生として入学しました。研究における知識や技術、専門的な知見を得られた2年間の学びの中でも一番の財産となったのは「経験」を積めた事です。日々の研究はもとより、スウェーデンでの国際学会や300人以上の前での口頭発表などが確実に自信につながり、時間も情熱も注いだ修士論文はこのたびアメリカの生理学会誌に採択されました。初めての研究分野で大変なことも多かったですが、乗り越えられたのは先生やゼミの仲間、松本大学の自由な校風のおかげです。今後は研究生として大学に残り、最終目標の「宇宙医学で世界で活躍できる人材」を目指して研究精度の向上や知識のボトムアップを図ります。

修士論文テーマ

2018年度

  • 日本の高校球児に起きる“イップス”についての社会学的考察―個人的病因論を超えて―
  • キックボクシング競技における急速減量の意味―体格における有利さの追求の前にあるもの―
  • レチノイン酸によるSHARP-2遺伝子の発現調節機構の解析

2017年度

  • TGF-βによるSHARP-2遺伝子の発現調節とATBF1との相互作用
  • トレーニングを行う中高齢者の筋肉に及ぼすホエイペプチドの影響について
  • 6-MSITCによる糖新生系酵素PEPCK遺伝子の発現抑制機構の解析
  • メラトニンによる糖新生酵素PEPCK遺伝子の発現調節機構の解析
  • 競技種目における跳躍パフォーマンスの比較
    ―男子大学生に着目して―
  • 遅筋および速筋のPGC-1α遺伝子座におけるRNAポリメラーゼII分布の相違とエピジェネティック制御
  • 筋損傷後のサテライト細胞増殖と再生筋線維機能の関連性追究
  • Prader-Willi症候群患児・患者の親へのサポートに関するニーズ調査
    ―質問票開発のための質的研究―

2016年度

  • 中小企業の従業員に対する「健康経営」に関する意識調査
  • スポーツにおける 「負け」 の表象
    ―日本の新聞記事の分析を通じて―
  • SHARP-2とATBF1との相互作用の解析
  • メラトニンによる糖新生酵素 PEPCK 遺伝子の発現調節機構の解析

2015年度

  • 地域保健活動における保健補導員の役割
    ―諏訪市健康意識調査による健康意識の変化からの考察―
  • 心拍数で規定されるエネルギー消費量は運動時間・形態・強度に関わらず一定である
  • がん化学療法に伴う味覚障害の検証と支援のあり方についての検討
  • インスリン誘導性時計遺伝子とヒト SIRT1 遺伝子の発現相関

2014年度

  • 男女高校生クロスカントリースキー・スピードスケート選手の栄養摂取状況と食習慣の実態調査
  • 外科手術後のQOLは大腰筋量に依存する
  • 介護予防事業(1次予防)参加者における身体活動量と生きがいへの影響因子
    ー生活時間調査との関係ー
  • 高強度間欠的スイムトレーニングが卵巣摘出ラットの骨に与える影響について

長野県科学研究費助成金採択実績

一般財団法人長野県科学振興会が県内で科学研究をしている個人又は団体に交付する「科学研究費助成金」において、松本大学大学院生が採択された実績をご紹介します。

2018年度

大沢 育未 運動の新規効果「ヒストンターンオーバー」とH4K20me3の関係を検証する

2016年度

花岡 由紀奈 SHARP-2はインスリン遺伝子の転写に関与するか
三島 歩実 SHARP-2とATBF1との相互作用の解析

2015年度

座光寺 知恵子 癌化学療法中の患者における味覚障害の検証と支援のあり方について
塚田 晃子 インスリン誘導性時計遺伝子と SIRT ファミリー遺伝子の発現相関
柳澤 有希 AICAR によるインスリン誘導性転写因子 SHARP-2 遺伝子の発現調節機構の解析
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