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遠隔授業を始めるにあたっての学長メッセージ

松本大学・松本大学松商短期大学部
学長 住吉 廣行

 皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。皆さんには不自由で、不安な学生生活を強いることになってしまい申し訳ありません。

 さて、新型コロナウィルス感染拡大の阻止と収束を目指して、全国に緊急事態宣言が出されていること、「3密」(密閉・密集・密接)状態を避けるという、政府等の要請も受けていることなどを考慮して、本学も講義・演習・実習・実験・実技などを通常の形態で実施することを断念せざるを得ないと判断しました。一日も早く通常の状態に復帰できることを期待しますが、少なくとも前期は遠隔授業のみになってしまうことも覚悟せざるを得ないと考えております。

 本学の先生方も、テキストや資料について、新学期用に準備していたものや、これまでの授業で使用していたバージョンを遠隔授業用に変更(字の大きさや説明文書の添付など)しなければならないなど、分かりやすい授業づくりに向け、懸命に取り組んでおります。
 全国的にみても、全ての教員が遠隔授業に慣れ親しんでいるわけではない、という問題が教員側にあります。本学でも、情報センター関係の教職員がどの先生も使えるようにしようと、現在全力で取り組んでいます。

 遠隔授業は、皆さんの中にも初めて経験する方が多いと思いますが、遠隔授業を受け入れられる条件(通信環境:詳しくは情報センターからのメール参照)を整えていただき、センターからの指示に学びながら、徐々に慣れてくださるようお願いします。皆さんは若いので、習熟の速度は速いと思います。

 さらに、教科書の販売などに関しましても、大学生協を通じ皆さんに注文票を送付し、それに基づいて「皆さんが指定した宛先」への一括郵送を考えております。対応していただかないといけないことが多々ありますが、機敏な応接をお願いしたいと思います。

 いずれにしましても、通常とは異なる対応になりますので、何かと不十分な点があるかとは思いますが、学生、教職員一体となって、困難な中でも収穫の多い学びの実現を目指したいと考えております。授業に関する質問や疑問、感想などフランクに伝えてくだされば、それ自身が授業改善の取り組みへとつながりますので、遠慮なく申し出て下さい。

 変則的ではありましたが、去る4月3日に行われた入学式で、新入生の皆さんへのメッセージでも述べさせていただきましたが、明けない夜はありませんので、その日を目指してともに頑張りましょう。

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